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この記事の社労士のコメント 2 件
2021.07.29
外国人雇用 求人開拓を強化<厚労省・中間とりまとめ>
厚生労働省は、外国人雇用対策の在り方に関する検討会(山川隆一座長)の「中間取りまとめ」を明らかにした。新型コロナウイルス感染症の影響により困窮状態に陥っている外国人労働者が少なくないとし、外国人雇用事業所のデータベース整備を前提とした外国人向け求人開拓の強化、ハローワークによる雇用管理改善に向けた指導・援助を積極化すべきであるとしている。食糧や住居などの支援を行うNPO法人や企業組合などとハローワークの連携を強化するなど、雇用と生活の両輪による外国人支援を図るとした。
2021.07.26【労働新聞】 記事提供:労働新聞社
このニュースへの社労士のコメント
橋本社会保険労務士事務所 橋本 和隆 No.91 | 2021/08/01
「外国人雇用対策の在り方に関する検討会」中間取りまとめは①労働市場への外国人労働者の包摂の状況や国際的な労働移動を適切に把握しエビデンスに基づいた外国人雇用対策を講じるべき②新型コロナウイルス感染症禍での複層的な課題を解決するために、関係機関の得意分野を生かして連携して対応していくべき③文化ギャップの克服や専門的・技術的分野の外国人労働者の長期キャリアを前提とした就労環境を整備していくべき④外国人雇用対策は、我が国の雇用や労働市場の質を向上させるという積極的な視点をもって推進するべきとしている。
橋本社会保険労務士事務所 橋本 和隆 No.101 | 2022/01/30
厚生労働省は、令和3年10月末現在の外国人雇用についての届出状況を取りまとめた。その結果は、在留資格別では、「特定活動」が 65,928 人で、前年比 44.7%増加、「専門的・技術的分野の在留資格」が 394,509 人で、前年比9.7%増加、「身分に基づく在留資格」が580,328人で、前年比6.2%増加。一方で新型コロナウイルス感染症の影響を受け、「技能実習」は 351,788人で、前年比12.6%減少、「資格外活動」のうち「留学」は267,594人で、前年比12.7%の減少となった。