社労士サーチニュース 今話題のニュースに社労士の視点でコメント!
この記事の社労士のコメント 1 件
2021.04.22
「無期転換ルール」見直し<厚労省>
厚生労働省は、改正労働契約法第18条の「無期転換ルール」改正に向け、学識経験者で構成する検討会をスタートさせた。無期転換前の雇止め対策、クーリング期間のあり方、無期転換後の労働条件確保などについて、さらにルールを整備する意向である。改正労契法施行後8年が経過し、ルール見直しの時期が来ている。調査によると、30%強の企業が無期転換申込みに応じているものの、8%強が労働契約期間通算5年を超えないよう運用しているのが実態である。併せて、多様な正社員制度も見直す。
2021.4.19【労働新聞】 記事提供:労働新聞社
このニュースへの社労士のコメント
橋本社会保険労務士事務所 橋本 和隆 No.75 | 2021/04/24
令和3年3月24日から無期転換ルールの見直しについて、多様化する労働契約のルールに関する検討会において議論を開始した。主な論点は、無期転換ルール関係では、①無期転換を希望する労働者の転換申込機会の確保、②無期転換前の雇止め 、③通算契約期間及びクーリング期間 、④無期転換後の労働条件 、⑤有期雇用特別措置法の活用状況、また、勤務地限定正社員や職務限定正社員等の多様な正社員では、多様な正社員の雇用ルールの明確化とされ、4月20日からヒアリングを行い、秋までに報告書が取りまとめられる予定である。