- 鹿児島県
上岡ひとみ経営労務研究所
上岡 ひとみ
就業規則人事・賃金制度助成金労務相談
雇用を生み出すのは社労士の社会的使命! 社労士人生創業支援100社を目標に創業支援には特に力を入れている。
就業規則作成がとても好きです。リスク回避型、経営者の思いを伝える就業規則、判例や条文などの根拠を明示した就業規則、就業規則にも様々な形がありますが、要は経営者の好みと想いだと思います。ですから作成のためのヒアリングにおいて、方向性を決めていきます。
労務トラブルが増えている現在では社会保険労務士の担う役割は重大です!
保有資格
DCプランナー(2級) 産業カウンセラー 特定社会保険労務士
経歴・実績
特定社会保険労務士。2年の社労士事務所勤務を経て、平成16年に独立。現在、鹿児島市内や指宿市・南九州市・南さつま市を中心に100社以上の関与先を持つ。HP上で展開するブログは月間8000件のアクセス数を記録。現在は、研修や執筆にも力を注いでいる。



所在地 | 〒891-0403 鹿児島県指宿市十ニ町43-7 |
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対応可能地域 | 全国 |
得意業種 | 医療、介護福祉業 |
得意業務 | 就業規則, 人事・賃金制度, 人事考課, 賃金制度, 助成金, および 労務相談 |
得意事業規模 | 31人~50人 |
WEBサイト | http://www.e-sr.net/ |
インタビュー
中心とされている業務についてお伺いします。
社会保険・労働保険の手続代行業務を中心に行っております。また、就業規則については開業当時から得意としている分野ですが、現在も勉強も続けており、東京で開催される研修などにも度々出席し知識を深めています。「安心プラス」とホームページにも記載していますが、価値を高めるオプションとして今後も力を入れていきたい分野です。
昨今増えている解雇等のトラブルは、経営者の認識不足や従業員側の問題が相まって起こるのではないかと考えます。当事務所では、就業規則を作成した際には従業員向けの説明会も行いますが、例えば、「何故解雇事由を充実させるのか」という説明を行うと、「そうだったのか〜」と、従業員さんから納得の声をいただけます。説明が終わると、「いい勉強になりました」と、会社の考えを伝えることで意識改革にも繋がり、社員教育も同時に行える」と大変好評です。
また、好き好んでいがみ合う人はいません。コミュニケーションが円滑に取れる環境なら、トラブルが発生する確率は大幅に減少するはずです。そのための体制作りのお手伝いができる社労士という仕事に、やりがいを感じています。当事務所のお客様は運送、建設、IT、小売、飲食業、製造と様々な業種の方がいらっしゃいますが、一番多いのは介護と病院です。今の時代に必要な仕事だからこそ、労働環境は厳しいものがあるかもしれません。そういった時にこそ私ども専門家の力を発揮し、様々な場面でお役に立つことができればと考えております。
なお、事務組合・鹿児島人材マネジメント協会を併設しておりますので、中小企業事業主の労災特別加入や建設業一人親方の労災特別加入についてもお手伝いすることが可能です。
給与計算業務も行っていらっしゃるのですね。
はい。給与計算は特にご依頼の多い業務です。年末調整もサービスとして含めているので、大変喜ばれています。もちろん押しつけている訳ではありませんので、お客様が希望する場合にはお受けしている、ということです。非正規社員の勤務体制や残業時間の超過などの問題に、専門家だからこそ気付くこともあります。正確に効率よく安価で企業に向けて、サービス提供できるよう心がけております。
雇用の促進・維持のために、助成金にも力を入れていらっしゃると伺いました。
助成金とは、事業主が支払っている雇用保険料が財源となっている返済不要のお金です。中でも鹿児島県内が対象となっている「地域雇用開発助成金」と「地域地域再生中小企業創業助成金」については積極的に対応しております。ひとつは、雇用が不足している地域において、求職者を雇い入れる事業主に対して支給される助成金です。もうひとつは鹿児島県が指定している「飲食・介護・販売」の指定業種で創業したときに事業主に支給される助成金です。子供の学校行事に参加すると、お母様方から「パートに出たいが仕事がない」といった話をよく聞きます。元々は雇用の促進・維持が目的ですから、こういった制度を利用して働く場を確保し、希望者の意に沿う環境を整備することも私どもの役割のひとつです。
この地域の若者は仕事がないことを理由に都会に出ていってしまうことが多いですが、将来的には、地元で育った若者が地元で働ける環境作りのお手伝いがしたいと考えているのです。
人事制度についてはいかがお考えでしょうか?
従業員のモチベーションが下がらないような制度であるべきだと考えます。中小企業の場合は制度の導入がかえって足かせになってしまう場合もありますから、慎重に対応しなければいけません。運用しやすいシンプルな形が理想ですが、私どもでは、制度導入後の状況も見ながら細かな調整等のサポートもさせていただきます。
人事制度の見直しは業務の「見える化」の実現や従業員のキャリアアップのきっかけになり、新しい認識に繋がったと感謝していただいたこともございます。業務の洗い出しをすると問題点が浮き彫りになりますから、事業の立て直しには非常に有効ですし、すっきりした状態で再スタートできる。また、わかりやすい目標を設定することで従業員の意識を変えることができ、仕事にも張り合いが出てくるものです。
事務所の特徴やアピールポイントをお聞かせください。
当事務所には、現在産休に入っている1名を含め5名のスタッフがおります。月に2回は社内で研修を行い、社外の研修にもスキルアップとモチベーションの維持を目的に参加させています。
提案型の事務所でありたいと常々考えております。特に助成金などは当事務所としては、情報提供とご提案だけは欠かしません。その後、受給するか否かは企業のご判断です。
労務相談では、お客様の気持ちを尊重したアドバイスをさせていただくことを目標としています。万が一、労使間で感情がもつれてトラブルになってしまった場合においても、できるだけ円満に解決することを念頭に置き、実際に現場に伺い、間にはいります。
会社経営は儲けが大きな部分を占めることを否定はしません。しかし、それだけではいけません。会社にとって大切にしなければならないのは「人」です。そして会社の末永い繁栄のためには、地域貢献、奉仕精神が必要になる時が必ずやってきます。地域の「人」ために活動することが、回り回って自分の会社のためにもなる。人は一人きりでは活躍できません。多くの力が重なった時にこそ、素晴らしい飛躍が期待できるのだと信じています。そして、そのための手助けこそが、社労士の力量を発揮できる分野であると思っているのです。
また、地域の皆様への情報提供として、「人事情報ステーション」というニュースレターを月1回無料で発行しています。ステーション=驛(えき)は宿場町の原型で旅人に水や食料を提供した「場」なんだそうです。地域の皆様に人事労務の情報を提供できる「場」でありたい、情報格差を無くしたいという想いをこめて名づけました。
その想いが通じつつあるのか、平成24年5月現在、毎月400社以上の企業の方よりご希望をいただいており、大変嬉しく思っています。これは地域貢献の一環として、顧客以外の方にもお配りしております。開業当初から現在まで続いています。
ホームページ上でも、ブログによる情報発信に努めています。お客様の中には「お気に入り」に登録し、更新するたびにチェックしてくださっている熱心な(?)読者の方もいらっしゃいます。最近業務多忙でなかなか更新できていないことを反省しています。
社労士を目指したきっかけについてお伺いします。
非常に単純で恥ずかしいのですが、儲かる仕事だからと聞いて興味を持ったことがきっかけです。会社勤めを経験した後、社労士事務所に2年間勤務し、平成15年に資格を取得して平成16年に開業しました。
独立当初はお客様もおりませんし、500軒くらいの会社のドアを一軒一軒叩いて回ったこともありました。お陰様で現在は関与企業も100社を優に超え、お客様がお客様をご紹介くださっているような状況です。本当に有難いと感謝しています。
昨年、最初に勉強をさせていただいた社労士事務所の先生が引退なさり、顧問先のお客様を引き継ぐことになりました。今後もお世話になった先生の意志を継ぎ、地域の皆様のお役に立てるよう業務に励んでまいります。
趣味や興味があることについてについてお聞かせください。
小5の娘と今、「犬を飼いたいね」と話しています。「スキッパーキー」という犬種のクリーム色を探しているのですが、珍しい種類らしくなかなか出逢えません。体力維持のための散歩もできますし、一石二鳥なので見つかればいいなと思っています。
ちょっとした疑問もすぐに解決できます。
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