- 新潟県
ノア社会保険労務士法人
星野 豊紀
就業規則雇用管理女性・高齢者・非正規労働者等人事・賃金制度労務問題安全衛生助成金社会保険・福利厚生労務相談就業管理
▼人事労務管理に関する一般的な相談
▼人事労働分野のコンプライアンス(法令順守)の指導
▼従業員の入社・退社に関する手続の書類作成・提出代行
▼従業員の保険給付に関する書類作成・提出代行
▼ミニ勉強会(会社単位や同業者有志の会での小セミナー)の実施
▼就業規則及び各種規程の作成・改訂および運用の指導
▼各種助成金の受給診断から支給申請まで
▼賃金制度・人事評価制度の構築・運用指導
▼管理職研修・考課者トレーニング
▼給与計算のアウトソーシング
▼個別労働紛争に関する相談
保有資格
特定社会保険労務士
経歴・実績
大学卒業後、アパレル系企業に就職し営業職に従事。中国北京に留学後スポーツウエアメーカーに転職し製品企画と海外生産管理業務を担当。その後、米菓製造会社(一部上場)にて生産管理、機械工具商社にて総務部の勤務を経て関西の社労士事務所に就職。平成8年10月に独立開業。
所在地 | 〒940-0061 新潟県長岡市城内町2-6-22 ホクエンビル4F |
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対応可能地域 | 新潟県長岡市 新潟県新潟市 新潟県小千谷市 新潟県魚沼市 新潟県十日町市 新潟県柏崎市 新潟県刈羽郡刈羽村 新潟県三島郡出雲崎町 新潟県見附市 新潟県三条市 新潟県燕市 新潟県佐渡市 新潟県全域 |
得意業種 | 小売業, 卸売業, 飲食業, 情報、通信業, 医療、介護福祉業, 金融、保険業, 製造業, 建設業, および 運輸業 |
得意業務 | 就業規則, 社内規定, 労使協定, 服務規律, 懲戒, 雇用管理, 労働時間・休日休暇, 休職, 退職, 女性・高齢者・非正規労働者等, 女性, 高年齢者, 人事・賃金制度, 人事考課, 賃金制度, 給与・賞与, 退職金制度, 労務問題, ハラスメント, 解雇, 未払い残業, あっせん調停, 労働組合, 安全衛生, 助成金, 社会保険・福利厚生, 健康保険, 厚生年金, 国民年金, 労災保険, 雇用保険, 労務相談, および 就業管理 |
得意事業規模 | 1~10人, 11~30人, 31人~50人, 51人~100人, 101人~300人, および 301人~500人 |
WEBサイト | https://noah-sr.com/ |
SNS |
インタビュー
中心とされている業務についてお聞かせ下さい。
社会保険や労働保険の手続き代行がメインです。加えて、就業規則の作成と、人事制度・賃金制度の設計なども行っています。中でも就業規則は得意な分野です。賃金制度・人事制度につきましても、以前、厚生労働省の委託事業である「中小企業賃金制度支援事業」において賃金アドバイザーをやっておりましたので、その経験を活かして取り組んでいます。 当事務所のお客様は中小企業が多いのですが、50人未満の企業に合うような、運用しやすく比較的低料金な賃金制度・人事制度をご用意しています。実際、お客様のお話を聞くと、「コンサルタント会社に作ってもらってはみたものの全く使えない」ということで、社長の机の引き出しにしまわれたまま・・・という事態も多く見受けられます。コンサルタント会社の作ったものを否定するつもりはありませんが、やはり企業の規模や運用する方に合った制度というものがあるのです。 私がご提案する人事制度は、ずばり「シンプルなもの」です。結局、従業員の評価をする方は現場の所属長なのです。その方たちが利用しやすい評価制度を作ってこそ、制度が生きてきます。賃金制度においても、昇給や賞与の時期などにメンテナンスをすることがあると思いますが、例えば1年放っておいたとしても、簡単に思い出せるような作りにしています。わざわざマニュアルを見直さなければ分からないような複雑なものを、中小企業で作っても仕方がないですからね。 また、社長の思いがすぐに反映できる制度であることもポイントです。中小企業=社長というところもあり、実際に小規模企業ですと、社長の目の届くところで皆さんが働いていますので、評価に関しても社長の意思に沿ったところで行うと良いと言えます。私の経験から言うと、従業員50名くらいであれば、社長は従業員の顔と名前が一致しているので、社長が何とか一人でも評価できるものです。
就業規則を作るにあたり、気を付けていることはありますか?
最近は「組織防衛型の就業規則にして欲しい」とのご要望が多いので、それに沿うように手掛けております。多くの企業は、労使間のトラブルに遭遇してしまったということがきっかけで、ご依頼いただきます。 そういった企業の就業規則は、メンタルヘルスの扱いや解雇についての規定が不十分であるケースが見られます。例えば解雇の場合ですと、懲戒解雇についての項目が書いてあり、「その項目に該当する場合は懲戒解雇とする」とされているだけで、片手落ちと言わざるをえません。解雇の手順などもしっかりと記載することが必要になってきます。また、会社ごとの具体的な内容も盛り込まれるとなお良いでしょう。 インターネットで就業規則の雛形をダウンロードして、少しだけ手直しを加えて監督署に提出するという企業がありますが、これは大きなトラブルを伴う危険をはらんでいます。 また、パート向けの就業規則が無くてトラブルになる場合もありますので、パートのための就業規則に関しても、中身を充実させるようご提案しています。
労使間のトラブルについてのご相談が増えているとのことですね。
セクハラや解雇など、たくさんあります。これは少し前の話なのですが、あるサービス業を営む企業でセクハラについてのトラブルがありました。送別会の席上で、ある男性社員の方が女性社員の肩を勢いで掴んでしまったんですね。そのときは何もなかったのですが、1週間以上経った後に女性社員の方が騒ぎたて、労働局に駆け込んだのです。そして、会社には労働局から連絡があり、事情聴取がありました。その後、一度会社でお話をすることになり私も同席したのですが、女性社員の要求と、男性社員の言い分をよく聞いて、それ以上のトラブルには発展させないよう丸く収めることができました。お互い言いたいことを言って、納得したようです。意外とそういう事って大事なんですよね。最近では、パワハラの問題も増えていますが、コミュニケーションの行き違いが招いている場合もありますからね。 解雇をめぐる問題では、このようなケースがありました。ある会社が廃業することになり、事前に従業員にその理由をお伝えするということで、私も同席して、退職金やその後の支援の話をさせていただきました。その時に色々と質問が出たのですが、立場的に答えづらいところも多々あり、苦労しました。それでも何とか対処し、全員が円満退職となりました。後から、従業人30名それぞれの就職先が決まったという話を聞いて、ほっとしたのを覚えています。
助成金の申請も手掛けていらっしゃるのですね。
新年度になり受給の要件が変わったこともあって、問い合わせが増えています。安倍政権になって助成金が様変わりしていますが、教育関連のものや、女性の活躍推進に関するもの、更には労働移動の支援など、多岐にわたっていますので、お客様にはホームページ上の無料診断を始めとして、どんどん情報提供をしていきたいと思います。
ホームページには、高年齢者の賃金設計の解説も載っていますが、このあたりもお得意なのですか?
そうですね。土地柄、人手不足な業種も多々ありまして、定年になったら辞めてもらうというわけにはいかず、高年齢者は会社にとって貴重な労働力です。かといって、今まで通りの賃金を払うのは難しいところもありますので、その際に、適正な賃金設定のお手伝いをしております。厚生年金の在職老齢年金や雇用保険の高年齢雇用継続給付をうまく使いながら、会社の支出を抑えて高年齢者の方の手取りを減らさないやり方です。iPadに専用のソフトを導入していますので、お客様にはビジュアルで分かりやすくご説明しています。
業務を行うにあたり、心がけていらっしゃることはありますか?
お客様に対し、距離感が近い存在であるようにということは常に考えています。医者で言うなら、大病院の医者ではなく、町医者のような存在です。つまり、「とにかく何でもご相談ください」というスタンスです。このあたりは規模の小さい会社が多いので、“とっつきやすさ”を大事にしています。 また、お客様のところにはとにかく足を運ぶようにしておりまして、少しやりすぎかもしれませんが、印鑑ひとつ頂くだけでも、きちんとお伺いします。そして仕事の話に加えて、社長の愚痴を聞いたりしていると、会社の問題点も見えてきたりすることもありますから、そこは大事にしていきたいと思います。
開業までの経緯をお聞かせ下さい。
大学卒業後、中国に語学留学していたのですが、ちょうとその時に北京で騒乱があって、避難勧告が出たので日本に帰ることになりました。学校まで領事館の方がバスを引き連れて迎えに来てくださり、何とか空港にたどり着いたのを覚えています。そのときの空港は外国人でごった返していました。 日本に帰ってきた後は、長岡のスポーツウェアの会社に就職しました。中国語を生かして、中国の工場の生産管理を行ったりしていました。それから機械工具の商社に転職して、総務の仕事に携わりました。実は家内の親が関西で社労士事務所をやっていまして、その時に、社労士事務所のことを思い出し、興味を持つようになったのです。そして義父の事務所に雇ってもらい、4年間修行させていただきました。その間に資格を取って、平成8年に長岡に戻り事務所を開設した、という経緯です。 当初、義父の事務所を継ぐ話もあったのですが、資格を取ると自分でやりたくなってしまいましてね(笑)。しかし、長岡に戻ってきたものの、長い間離れていましたので当然見込客はゼロで、住むところもなく、資金もありません。無い無いづくしのところから初めて、最初の頃はアルバイトをしながらやっていました。飛び込み営業をしたり、ダイレクトメールを送ったり、人の集まるところに参加して名刺を配ったりしましたが、すぐに集客に繋がるわけではないので、営業面では本当に苦労しました。 ただ、大阪の事務所で実務経験を積んでいたので、相手から質問されたことに対して即答できるくらいの実力はついていたので、それは非常にプラスになりました。 今は、お客様に他のお客様をご紹介いただいたり、税理士の方からご紹介していただくこともあります。また、JCや商工会議所の青年部の活動もしていますので、そちらの方面でも色々な繋がりができ、 おかげさまで事務所の経営も安定しています。
今後の展望についてお聞かせ下さい。
今は1人でこなしていますが、職員を入れて、事務所を移転して拡大していきたいですね。もちろん、地元のお客様も大事にしたいので、いきなり50キロも離れた新潟市内に移転することは考えていませんが、もう少し長岡の街中に出て、活動範囲を広げていきたいと思います。 業務については、今でも専門的に扱っていますが、賃金制度・人事制度の見識を広げて、更に掘り下げていくつもりです。
座右の銘はありますか?
最後に趣味につてお伺いします。
一番は音楽を聴く事です。レコードの柔らかい音が好きなので、主にレコードでクラシックやジャズを聴いています。だいぶ処分したのですが、まだ2000枚はあります。昔買えなかったレコードが、今はオークションで200円ぐらいで買えてしまうので、ついつい買ってしまいます。枚数が増えると、全く聴かないようなのは処分していますが、あまりにも増えると家内に怒られてしまいます。 オーディオやアンプも5年に1回は買い換えているので、その度にあれこれ言われます(笑)。ただそういったものがあると仕事も頑張れますので、大目に見ていただいています。
ちょっとした疑問もすぐに解決できます。
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