- 宮城県
細川社会保険労務士事務所
細川 正智
就業規則雇用管理人事・賃金制度助成金社会保険・福利厚生労務相談
弊所はお客様を支え続け、お客様に弊所を支えていただく。
弊所は従業員に手助けいただき、弊所は従業員を手助けする。
この4つの相互扶助の輪が拡大していく事が弊所の基本理念です。
保有資格
・特定社会保険労務士
所在地 | 〒980-0022 宮城県仙台市青葉区五橋1丁目1番地58号 ダイアパレス仙台中央216 細川社会保険労務士事務所 |
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対応可能地域 | 宮城県全域 |
得意業務 | 就業規則, 雇用管理, 人事・賃金制度, 賃金制度, 助成金, 社会保険・福利厚生, 健康保険, 厚生年金, 国民年金, 労災保険, 雇用保険, および 労務相談 |
得意事業規模 | 1~10人, 11~30人, 31人~50人, および 51人~100人 |
WEBサイト | http://www.hosokawa-sr.com/ |
インタビュー
中心とされている業務についてお聞かせ下さい。
社労士業務を全般的に行っていますが、その中でも特に重要だと考えているのが、基本業務の社会保険や労働保険の手続き、給与計算です。その基本業務が顧問契約の中心業務になるのですが、顧問契約をした場合は、必ず先ず就業規則の作成または見直し、労働条件通知書の作成、労使協定の整備等を行います。
また、これまでの賃金台帳、出勤簿をチェックし、それらを整備することが弊所の基本業務と考えており、実践しております。数か月~1年程度かかる時もありますが、そこまでしっかりやっておくと、お互い安心してその後の業務を進めて行くことが出来ます。
また、就業規則を作成または見直しをした場合は、最後に従業員説明会を行い、私が立ち合い、時には私が説明を行います。これらの事を愚直にしているためか、顧問契約を解除されることがほとんどないことが弊所の特徴かもしれません。
職業紹介事業も行っていらっしゃるのですね。
併設する「街角の就職部」では、職業紹介の許可を平成30年に取得し、採用のお手伝いをしております。
以前、私は専門学校で教員をしておりました。専門科目の授業はもちろんのこと、クラス担任も持ち、多くの学生に対し就職指導も行ってきました。
現在も非常勤講師を続けているのですが、卒業した学生達が会社を退職し、私のもとへ相談に来ることが多々あります。話を聞き相談にはのってあげるものの、学校の就職部は現役の学生を優先せざるをえず、結局は自分で次の道を探すしかありません。彼ら、彼女らは決して会社を辞めたダメな人間ではなく、自分の進路を間違ってしまっただけ、学生時代と社会人との違いに戸惑ってしまい一度リセットしようとしただけ、次の夢を見てしまっただけなのです。そんな彼ら、彼女らの次のステップのお手伝いをしたい、それが街角の就職部の原点です。
また、社会保険労務士として昨今の労務における問題点や課題点は多岐にわたりますが、その中で中小企業経営者のために何が出来るのかを自問したところ、多くの経営者から毎日のように話がでてくる「人」特に「採用」の課題に取り組むことが出来るのは、私なのではないかと考えるようになりました。経営者は人を採用したものの希望する人材と違う、労務トラブルに発展するというケースも数多くあります。そんなことでは、人を採用するのも臆病になってしまいます。
そこで街角の就職部は、しっかり面接を行い経営者の希望する人材を紹介していきたい、また、求職者に対しては、労務管理がしっかりした安心できる会社をマッチングすることを使命としていきます。
行政書士の業務も行い、登録支援機関にもなっていらっしゃるのですね。
行政書士の業務に関しては、従業員が行政書士の資格を持っているので、登録をしてもらい、建設業許可、在留資格申請等を主な業務としています。
特に前述したとおり、私は宮城県内の大学・短大・専門学校等とのパイプを持ち、新卒学生の就職についてもお手伝いをしているのですが、現在、多くの外国人学生が在籍しています。彼ら彼女らの就職のポイント、外国人の方を採用したい企業のポイントは在留資格になります。
全ての企業が「技術、人文知識、国際業務」の在留資格での雇用が出来るわけではなく、双方のニーズだけではどうしようもありません。
そこで登場したのが「特定技能」です。併設する街角の就職部ではいち早く「特定技能」の在留資格で働く外国人を雇用する企業をお手伝いするために入国管理局の「登録支援機関」として認定されております。今後ニーズが高まっていくものと考えています。
お客様から頂いた感謝の言葉など、印象深いものをお聞かせ下さい。
初めて賃金制度の改革を行った時が印象的です。固定残業代を導入するにあたり、一部給料が下がることになったのですが、従業員説明会の時には、従業員の方に殴られたり、塩をまかれたりするのではないのかと覚悟していました。しかし、全く逆で、説明会の後は従業員の方から「きちんと説明してくれて良かった。ありがとうございます」という言葉をいただきました。訪問した際の、私に対するお辞儀の角度が深くなったのも印象的です。
従業員説明会をやって、皆様の晴れ晴れした顔を見ると、これからも続けていこうと確信します。労務管理で大切なのは、対話であり、しっかりとした説明なのだと改めて実感します。
開業するまでの経緯をお聞かせ下さい。
以前は旅行業界で働いていて、その後は旅行関係の専門学校の職員として担任や授業を受け持ち、就職指導などを行っていました。そういった部分で、現在の仕事とは若干の関連性があるのかもしれません。
社労士を目指すきっかけは、ワーキングホリデーでオーストラリアに1年間滞在していた時に訪れました。ちょうどその頃はバブル時代で、日本人は皆お金持ちで「働き蜂」などと呼ばれていました。オーストラリアにいると、1ヶ月程度のバカンスを取っている人がたくさんいます。日本人の休暇と言えば、例えば旅行に行く場合でも、2泊3日で物凄い観光をして、買い物ツアーをして・・・と、とにかく凄い詰め込み様です。その反面、ただ1ヶ月間ホテルに泊まって、のんびりしているだけの人がいます。「この違いは何なのだろう」と純粋に思ったのです。旅行という角度からもそうですが、日本人の働き方が気になったのです。日本人の働き方はおかしいのではないのかと。
日本に帰ってきてから、働き方といったことに興味を持ち始め、なんとなく社会保険労務士を目指すことになりました。数年後に資格を取得したのですが、もともと独立心が強かったので、迷わず独立しました。
経営者目線が見えてきたのは、開業してからです。正直なところ、「経営者のために頑張りたい」と目指していたわけじゃないのです。「独立したい、お金を稼ぎたい」と邪念だらけでした(笑)。
今はHPにも「中小企業経営者を支え続けます」と載せているとおり、実務を行い、経営者の方々と接していく中で、その思いが根幹となっています。
中小企業経営者の力になりたいという思いを更に強く持ったのが、震災の時です。私は石巻出身で、両親が石巻にいるのですが、震災の後に度々訪れていました。私が石巻に良く行っているのを知った仙台の経営者の仲間から、石巻の人達は何を欲しているのか聞かれたんですね。「食べ物なのか?服なのか?」と。でも、実は石巻はもう先に進んでいましたから、お古のような服はいりませんし、食べ物も余っていました。その頃には多くの方が「一番欲しいのはお金だ」と言っていました。しかし、同じ時期にテレビを見ていると、福島の方が「一番欲しいのは仕事だ」と言っていました。仕事をして、自分でお金を稼ぎ、復興したいのだと言っていました。
そう考えた時、「一番欲しい仕事」を与えていたのは中小企業の経営者の人達でした。震災の時からずっと見ていましたが、雇用調整助成金等を利用しながら、経営者の方々は頑張っていました。私は、そういった経営者の方々の手伝いをしなければいけないのだと、震災後、特に感じたのです。日本の経済を支えているは中小企業の経営者だとさえ確信しています。そんな中小企業経営者を支え、お手伝いすることが事務所の方針となっています。
今後の展望はどのようにお考えですか?
一番しっかりとやっていきたいのは給与計算です。給与計算に携わると会社の実情が一番見えてきます。月に1回は必ずコンタクトをとることになりますし、従業員の入退社の連絡ミスもありません。更には、残業代がかさんでいる月の勤怠の状況を確認することもできます。長時間是正のアドバイスにもつながりトータル的に会社を見ることができます。基盤として、給与計算をやらせていただいたほうが、良い仕事ができるのではないのかと考えています。
ですから、事務所の体制を固めて、皆が給与計算のスペシャリストとして動けるようにしていきたいですね。後は、「新規のお客様との最初の1年間のお付き合い」の部分で労務管理の指導を安心して任せられる従業員を育てていくのが当面の目標です。また、街角の就職部の職業紹介事業、特に外国人の雇用に関することも頑張っていきます。
最後に、趣味についてお聞かせ下さい。
スポーツです。高校時代はラグビーをしていましたが、今はゴルフに夢中です。コースを回っていると、緑が綺麗ですし、リフレッシュになりますね。お酒も大好きですが、お酒を飲むより良いかもしれません。
それから、子供も巣立ってしまったので、夫婦で旅行によくでかけます。大人の休日パスを使ったJRの旅にはまっています。
ちょっとした疑問もすぐに解決できます。
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