- 島根県
佐藤社会保険労務士事務所
佐藤 良一
就業規則女性・高齢者・非正規労働者等人事・賃金制度労務問題社会保険・福利厚生
社会保険や労働保険の事務手続き業務を基本としながら、当該業務を通じ労働時間や賃金制度など労働条件の見直し、並びに人事評価制度の構築や助成金申請など、顧問先のニーズに合わせた提案型の人事労務コンサルティングを行っています。
労使トラブルに対しては「多くの顧問先からのご相談で得られたノウハウ」により「書籍やネットでは得られない実務的な解決策」をご提供し同時に再発防止のための対策をご提案させていただきます。
保有資格
特定社会保険労務士 宅建
経歴・実績
大学在学中、社会保険労務士の資格を取得。卒業後、金融機関に勤務(約12年間在籍)した後、家業を継ぐため帰郷し、平成6年1月に開業登録。自ら企業経営を行っているため経営者の視点で労務管理を捉え法令遵守と実務に即したご提案を可能にするため日々研鑽を重ね、また広い視野での解決方法をご提案いたします。
青山学院大学法学部卒。
所在地 | 〒693-0021 島根県出雲市塩冶町1287-7 |
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対応可能地域 | 島根県 |
得意業種 | 小売業, 卸売業, 飲食業, 情報、通信業, 医療、介護福祉業, 教育業, および 金融、保険業 |
得意業務 | 就業規則, 採用, 労働時間・休日休暇, 休職, 女性・高齢者・非正規労働者等, 人事・賃金制度, 人事考課, 給与・賞与, 労務問題, ハラスメント, 未払い残業, 社会保険・福利厚生, 健康保険, 厚生年金, および 労災保険 |
得意事業規模 | 1~10人, 11~30人, 31人~50人, 51人~100人, および 101人~300人 |
インタビュー
どのような業務を中心に行っていらっしゃいますか?
従業員の採用から退社までの、社会保険・労働保険に関する手続きや相談が主な業務です。
お客様には、それぞれの職員が担当として付いておりまして、手続きから相談までワンストップでお受けしています。一番長く勤めている職員は、開業当初からなので23年。15〜16年のベテラン職員もいますし、色々とバラエティーに富んでいて、東京都出身の職員や、高知県出身の職員もいます。皆が高いレベルで仕事をしてくれているので、大変助かっています。
私自身は、規模の大きい企業向けにコンサルティング業務を行っている他、セミナーなどの講師活動を行っています。去年はマイナンバー関連で、出雲市内の各業界団体や商工団体等に7回、事務所のクライアント向けにも1回セミナーを開催しました。
他には、「監督署対策」として、労働基準監督署の方が突然調査のため訪問されても対応できるよう日頃より、過去の経験や労働法令などデータをもとに適切なアドバイスをさせて頂いております。
最近では、どういったご相談が多いのでしょうか?
事務手続きの基本的な質問から、複雑な労務管理の相談まで様々ですが、最近では、退職−特に解雇の問題、ハラスメントやそれを原因とする精神疾患、うつ病、休職に関する問題などの相談が増えてきています。
弁護士はトラブルが起きて訴訟になる段階で活躍する場面が多いですが、我々社労士はトラブルが起きる前に、いかに防止するかが一番の活躍どころです。また、万が一起きてしまった場合でも、労働審判や裁判などにならないように早期解決を図ることを目指しています。
最近の政策を見ると、働く「人」の部分がますますクローズアップされているように思います。
安倍政権における「働き方改革」や「一億総活躍社会」においては、労働関係のウエイトが非常に高くなっております。安倍首相自身に「労働問題を少しでも改善しよう」という気概が感じられます。介護業や保育業を始めとして、政府自体が労働環境の改善に力を入れていますので、労務管理を専門とする我々社労士には追い風が吹いているのかなと思っています。
当事務所では、特に建設、医療、介護、飲食関係に力を入れています。今までは社労士が業種を一包みにして、「労務管理」という名目で労働基準法をあてがっていました。でもこれからは、建設業は建設業なり、医療も介護も、それぞれの業種に合った労務管理がありますので、画一的なやり方では駄目だと思います。
相手の業界のことを良く勉強して、お客様の中にどっぷりと入って、同じ目線で考えていく必要があります。ただ法律だけを前面に出すようでは、相手も本気になりませんから。
社労士としての信念をお聞かせいただけますか。
あまり杓子定規な格好良い信念は持たないようにしています。自然体で柔軟に、です。
30数年の社会経験の中で「ひとつずつ反省し、それを踏まえて次にいこう」という考えのもとでやってきましたので、あえて言えば「常に新しい、違うことを考えていく」ということでしょうか。
一定の成果が出ると、「このやり方で成功したから次もこれで行こう」と考える方もいますが、私は常に「どうすればもっとお客さまに喜んでいただけるのか、どうしたら今まで以上に安心して弊所とお付き合いいただけるのか」ということを考えています。成功の産物は、もう終わった過去ですから、新しいもの、しかもなるべく人がやってないようなものを追求して行きたいですね。
昨年事務所を移転したのも、「事務所に新しい風を吹き込む」という意味もあります。ちょっとした勉強会を開催する部屋も設けました。クライアントに対しては、定期的に研修の場を設けて、ざっくばらんに労働関係の法律や具体例などをお伝えして、それを普段の業務に生かしてもらえれば良いと思っています。
また、移転により事務所内の様子も変わりましたが、普段変わらず気をつけているのは、事務所内の場が和むような雰囲気づくりであったり、従業員に「やっぱり今日も事務所に来て良かったな。また頑張ろう」という気になってもらえるような雰囲気づくりです。
開業までの経緯についてお聞かせください。
大学卒業後は金融機関に勤めていました。いわゆる転勤族で、東京に6年、その後広島、大阪と、転勤しました。
社労士の資格を取ったのは大学生のときでした。親戚に裁判官と検事がいまして、父も当然のごとく私に「司法試験を受けなさい」と言うので、仕送りを受けていた身としては、一応勉強したような振りをしていたのですが、実は社労士の試験を受けたのです。後々ばれてしまいましたが・・・。今思うと、私がこうしてあるのは父の導きのおかげだと思い、父には大変感謝しております。
父は、建設、不動産、アパート経営、タクシー業と、複数の企業を経営していたのですが、あるとき病気で倒れまして、私が長男なものですから、出雲に帰り、父の会社を見ながら同時に社労士事務所も開業しました。
今でもそれぞれの父の会社を継ぎ、社長をやったり、筆頭株主をやったり、色々と忙しくしております。
お客様から色々な相談を受ける場合、私も同じ経営者ですから、評論家目線ではなくて、同じ目線で、自分のことのように感じ、本気で「解決して差し上げたい」と思うのです。
佐藤先生は、島根県の社会保険労務士会会長も務めていらっしゃったのですね。
6年間、会長職を務めさせていただきました。また全国社会保険労務士連合会での役割もあり、東京には毎月のように行くなど、会務は多忙を極めていました。
そのような最中に、社労士業務や会社経営も含めて色々と動き回れたのは、やはり優秀なスタッフのおかげです。スタッフの皆さんに一生懸命やってもらっているからこそ、お客様に対して高いレベルのサービスを継続して提供することが可能となっています。
よく、「社労士をやって、企業経営をやって、社労士会の県の会長をやって、東京も行って、大丈夫なのですか?」と言われてきましたが、日々周りの方々に支えていただき、その結果として私がありますから、本当に人のめぐり合わせの運がよいものと感謝しております。
今後はどの分野に力を入れて行こうとお考えでしょうか。
書類作成などの手続代行や労務相談がやはり基本でありますが、ただそれだけでは差別化できませんから、規模や業種に見合うニーズをキャッチしお客様に対して新しい情報をどんどん発信する必要があると思います。我々は「人」に関する専門家ですのでこれらを通じ経営効率の改善に貢献できればうれしいですね。
それから、100人を超えるような規模の企業に対しては、今、相談だけの顧問契約が増えているのですが、相談とコンサル業務にも力を入れて行きたいと思っています。
コンサルティングで言えば、例えば人事評価制度について、色々な角度から研究し、相当な数をこなしてきました。しかしながら人事制度に関する書物は大企業向けのものが多くて、中小企業では運用が難しい部分がありますので、規模や業種に応じたメニューを準備し、ある程度「社長が鉛筆を舐めて決めていく」ような幅を持たせるのが良いかと思います。その方が総合的にうまく行っているケースが多いものです。人事評価制度の目的が人の成長、並びに強い組織づくりの実現であるならば、尚更です。
また、日頃の手続き業務を通じ顧問先の内容を把握していますので、顧問先が必要とするタイムリーな情報をもとに提案型の労務管理を今後とも継続して行っていきたいと考えております。
最後に、趣味についてお聞かせ下さい。
職種が複数にわたるため、最近は時間的制約もあり土日も仕事をしていて、原稿を書いたり、セミナーのレジュメを作ったり、DVDを見て勉強したり、また次に新しいことをやってみたいなというときに、ちょっと事前調査をしたりと、残念ながら一番の趣味は仕事です。
仕事以外で言えば、旅行ですね。最近はアジアを中心に、海外に年1回ぐらい行くだけですが大変楽しみにしています。
また、おいしいものの食べ歩きや国内の美術館めぐりも好きです。
それから、趣味というか趣向としては、全国のお酒を探して飲むことです。全国から日本酒を取り寄せて、1週間に1回の休肝日を入れながら、毎晩飲んでいます。量は少なめで、1合半ぐらいです。わずか夜の1時間ですが、食事の前に一人でくつろげる大切な時間となっています。
ちょっとした疑問もすぐに解決できます。
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