- 鳥取県
村口社会保険労務士事務所
村口 義博
就業規則雇用管理女性・高齢者・非正規労働者等人事・賃金制度助成金
独立直後は数多く助成金を手掛けてきた。最近も改正が多く、助成金申請に対応できる様勉強している。その中で、就業規則の改正がどうしても出てくるが、申請のみの為では無く、事業主のための防御になり得る就業規則作りを提案している。例えば残業対策を盛り込んだ賃金規定の作り方、事業主の為の退職慰労金規定の整備、解雇に連動する服務規律、ポイント制度退職金制度等。特定社労士の保有は、現代社会の流れは労使紛争が多発して居り、社労士としての労働法の知識が社会に少しでも役立てばとの思いからです。
小さな事でも結構です。
誠意を持って対応したいと思っています。
保有資格
特定社会保険労務士
経歴・実績
百貨店勤務の中で、総務、営業等の経験を20年積む。43歳の時に支店への転勤の内示に対して予ねてからの独立挑戦の為、会社に辞表を提出し社労士試験に挑む。翌年社労士試験の合格の後、1年程社労士事務所で勉強したのち事務所を構えて7年目となっている。事務組合の設立、特定社労士の資格保有等近年あわただしい毎日です。
所在地 | 〒683-0853 鳥取県米子市両三柳1900-2 村口社会保険労務士事務所 |
---|---|
対応可能地域 | 鳥取県米子市 鳥取県境港市 鳥取県西伯郡日吉津村 鳥取県西伯郡大山町 鳥取県西伯郡南部町 鳥取県西伯郡伯耆町 鳥取県日野郡日南町 鳥取県日野郡日野町 鳥取県日野郡江府町 |
得意業種 | 医療、介護福祉業, 建設業, および 運輸業 |
得意業務 | 就業規則, 雇用管理, 女性・高齢者・非正規労働者等, 高年齢者, 外国人, 人事・賃金制度, 賃金制度, および 助成金 |
得意事業規模 | 31人~50人 |
WEBサイト | http://www.chukai.ne.jp/~muraguti-roumu/ |
インタビュー
中心とされている業務についてお伺いします。
開業当初は助成金を中心にしていたのですが、現在は賃金計算を重点的に取り扱っています。それから、最近は労災保険の特別加入のお話が増えておりまして、経営者の方や建設業の一人親方の労災保険加入の手続きを数多く手がけています。特に建設業については、国土交通省が「社会保険未加入対策」を打ち出した影響もあり、また、近隣で一人親方の労災保険を扱う組合が少ないことから、問い合わせが増えているところです。料金設定を安くしていますので、知り合いから紹介を受けて入って来られる方も多いですね。 業種で言うと、介護業
賃金計算について詳しくお聞かせいただけますか?
賃金計算は、毎月の賃金の資料をいただき税金等の控除を正しく行い計算していきます。当事務所では年末調整も含めてお受けしています。 もちろん賃金を計算するだけでなく、必要があれば賃金制度の設計をご提案しますが、人事制度や従業員教育も関連してきますので、奥深いところです。賃金制度・人事制度といっても、都会の大企業のようなものは必要なく、私どもの考え方は、社長が目で追える範囲の中で評価できるような仕組み作りを行うことです。難しく作って構築したものは、分厚い資料はできるかもしれませんが、実際に運用でき
会社と従業員のトラブルについてのご相談も多いのですか?
そうですね。今ではインターネットで「従業員の権利」について色々と調べられますので、労働基準法に違反していることが確認できると、すぐに労働基準監督署に駆け込まれてしまいます。監督官の勧告を受けても仕事が忙しいとのことで対応せず、監督官を怒らせてしまい、後手後手に回ってしまったというケースもありました。こちらの会社の方は事後に相談に来られたのですが、本人同士の和解を第一に考え、監督官の指導に基づき、念書を作って解決しました。 また、ある会社の社長から、解雇に関連した退職金の減額や支給停止についての相談を受けたこともあります。法律書を紐解きながら不利益変更の問題の資料を作り、ご説明したのですが、厳しい時代なので退職金を払うのが難しいということで、このような相談も出てくるのでしょうね。 他には、病院における長時間労働の問題もあります。現在は医者不足で、病院の先生は長時間労働になりがちなのです。うつになり、自殺してしまう場合もあります。労働基準監督署の監督官ですら、病院に対して是正するようにとは言いえないんですね。何故かと言いますと、「自分が止めてしまえば人命はどうなるのか」と問われると監督官も対応できないのです。医者の自殺は、一般の自殺率よりも高く、その中でも女医が特に多いとのことです。病院における法令順守、労務管理の徹底についても大きな課題です。
未払い残業の問題に関してはいかがですか?
先日、このようなケースがありました。その会社は始業時間が9時なのですが、6時頃に来てタイムカードを打っている従業員の方がいました。それが経理の担当者は分かっていたのですが、社長には報告していませんでした。そして、その従業員は退職して、会社に対して不満があったようで、監督署に駆け込み、「残業代の支払いがない」と大きな事件になったのです。 その会社にアドバイスしたのは、タイムカードの打刻については、会社から出るときではなく、作業工程が終わって作業場から出る段階で打つようにということ。それから、残業の許可制を導入して、残業が必要な場合は本人の申請に基づき、上司の許可の下に行うようにしました。要は、勤怠管理をしっかりと行っていくということですね。やはり1番大事なのは、経営者が従業員の行動を見るような体制作りです。
助成金のご相談は相変わらず多いとのことですね。
以前は年間で累計50件ほど申請を手がけていましたが、一時に比べると少なくなりました。それでも、依然として相談は多いですね。 助成金は法律が変わるとすぐに変わってしまいます。例えば、以前は1人100万円ほどの育児関係のものもあったのですが、それが15万円ほどに減らされてしまったりと、本当に目まぐるしく変わります。金額が減っているものについては、我々も提案しづらい面もあるのですが、対象になる方がいる会社では「受けられるものは受けて下さい」と提案しています。 実際に助成金がおりると大変喜んで頂けますので、「社労士としての仕事をちゃんとできたのだ」と実感できる場面でもあります。
社労士としての哲学をお聞かせ下さい。
最初は、労働者の立場に立った社労士になりたいという思いがありました。しかし、実際にお仕事をいただくのは事業主ですから、現場で労働者の立場に立ってものを言うということは中々できない部分もあります。開業当初は「弱い人を助けたい」という気持ちで始めましたが、理想と現実が違うところがあるということです。それでも、特定の1人だけが幸せになるのではなく、周りの皆が幸せになれるような環境作り、体制作りを常に考えています。 毎年1回、高野山で修行しに行くのですが、お坊さんのお説教を聞きながら1年間の自分を悔い改め、このことを思い返しております。
開業されるまでの経緯についてお話いただけますでしょうか。
大学を出てから百貨店に勤務しました。社労士と関連するところでは総務、庶務、安全管理に3年ほど携わりました。最後は外商部門の課長で辞めたのですが、人にペコペコするのが嫌でね(笑)。ちょうど社労士の勉強をしていた頃に、ショップの店長への異動命令がありまして、そのタイミングで辞めました。恥ずかしい話ですが、その年の試験は駄目で、受かったのは翌年です。それから開業して、14年ほどが経ちました。 今は、労働安全コンサルタントの資格取得を目指しています。中央労働災害防止協会の講習が終了し、あとは試験を受けるだけです。労働安全の分野は、社労士の中でも持っている方は多くありませんが、業務災害の部分に我々が携わっていくのは非常に意義のあることです。今は事業主の安全配慮義務が問われることが多く、民法上の責任、損害賠償も含め、問題が多々起きていますからね。 それから、事業主への法改正や時流などのタイムリーな情報提供は、今後も力を入れていきたいと思います。
最後に趣味についてお聞かせ下さい。
3年前からバラづくりをしています。庭に50本ほど植えていて、種類もたくさんあります。水遣りや肥糧撒きなど、日常の管理が一番大切なのですが、それが自分の活性化にもつながっています。草取りも無心でやりますからね。ホームページに写真を載せているのですが、今年も良いものができたら載せたいと思っています。
ちょっとした疑問もすぐに解決できます。
お気軽にご連絡ください。