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アイエス社労士事務所
伊藤 悟
就業規則雇用管理人事・賃金制度労務問題
当事務所は、「あなた(企業)を支える太陽でありたい」を理念に業務を遂行しています。きめ細かなサービスを提供したいため、ほぼ毎月定期訪問し、諸手続はもちろんのこと、就業規則の見直しや安全衛生、定年制達者の賃金設計、教育訓練、人事評価制度の構築など多方面に渡ってサポートさせて頂いております。また、公的機関や民間、大学等よりセミナー、講演の依頼をお引き受けする機会が多く、そのテーマについても、労働法からコミュニケーション技法に至るまで幅広く対応しております。最近は、個別労働紛争を未然に予防するべく、「予防法務的労務管理」に力を入れております。
保有資格
宅建 AFP 衛生管理者(1種)特定社労士、通関士、高等学校第1種教諭免許
経歴・実績
平成5年社労士試験合格。平成7年3月静岡大学卒業、同年4月愛知県の経営コンサルタンツグループに入社。サラリーマン時代を経て平成8年6月社労士事務所を開業。学生時代の外食産業サービス業や臨時国家公務員業務、塾講師などの職務経験が今に役立っている。さまざまな業種の労務管理とセミナー講演実績年間約100日。
所在地 | 〒441-8082 愛知県豊橋市往完町4-1 |
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対応可能地域 | 愛知県全域 静岡県全域 |
得意業種 | 小売業 および 医療、介護福祉業 |
得意業務 | 雇用管理, 教育訓練・能力開発, 人事・賃金制度, 人事考課, 労務問題, および 就業規則 |
得意事業規模 | 51人~100人 |
WEBサイト | http://www.is-sro.com |
インタビュー
中心とされている業務についてお伺いします。
労使間の問題(トラブル)の予防法務的労務管理業務を中心としております。経営者と従業員、従業員同士の揉め事の相談、及び予防に関する業務です。何かがあってからの対処では労力とお金と時間がかかりますから、まずは揉め事が起こらないよう予防する必要があるのです。そのためには、入社の時にきちんとした就業規則を示すこと、雇用契約書を作成しお互いの権利義務関係をはっきりさせることが大切です。例えば、退職金や人事異動の有無などを明確にし、入社の際に身元保証書や誓約書をとるなど、入り口の段階ではっきりとさせ、規律正しく勤めていただく書式を整備して示すことが先決です。それに加えて、私ども独自の取り組みとして、入社から3カ月後には人事考課を行います。働き方が勤勉である・明朗である・協調性があるなど、30項目程度のシートにABCの3段階での評価などを記入していくものです。簡単なものなら皆さん利用してくださいますので、それぞれの実態に合わせて、身の丈に合った制度作りのお手伝いをさせていただきたいと考えております。入社後の教育面の取り組みとして、一年に一度はアセスメント(評価)、面談を行います。規模の大きくない会社様でも、積極的に取り組んでいただきたい内容です。
最近では、退職後にトラブルに発展するケースも増えてきました。
それらに対応するために特定社会保険労務士の資格も取得致しました。実際にあっ旋の依頼も数件お受けしております。先月、ある老人ホームの社員の女性から「社内いじめに合ったので慰謝料が欲しい」という申し出があり、あっ旋申請書を労働局に提出しました。なかなか解決に至らなかったので施設長と共に伺い、「つらい思いをさせてしまい申し訳なかった」と直接謝罪をさせていただきました。施設側の誠意が伝わり、相手の方ももやもやした気持ちが晴れたのか、「お金はもういい」ということで無事解決しました。トラブルが発生した時は、社労士として誠意をもって対応したいと思います。特に女性の場合は、お金よりも心の問題の比率が大きいためしこりが残ることが多く、しっかりとしたフォローが必要です。まずは相手側の話をよく聞くこと。こちらとしての対策はそれからです。いきなり戦うことはしません。法的にはお金で解決させますが、私共は心の部分を大切にしたいと考えているからです。
最近多いのはどのような相談でしょうか?
うつ病についての相談ではないでしょうか。人間関係が発端となり精神疾患を患った社員の休職の扱いや、家族が会社に乗り込んできた場合等の処理は非常にデリケートな問題です。先程の話と重なりますが、やはり誠意をもって話を聞くことが重要だと感じます。突然、内容証明書を送りつけるなど、もってのほかです。顔を突き合わせて話し合うからこそ、お互い譲り合えるのではないでしょうか。ペーパー上で解決するのではなく、人と人との繋がりを大切にしながら解決の糸口を探らなければいけません。
セミナーを積極的に開催なさっていますね。
講演の機会を多く頂戴しており、本当にありがたいと思っています。現在は、年間100日以上の依頼をお受けしているところです。実は教員免許も持っており、大学四年生の時に教育実習を経験致しました。その時に担当の先生に教えてもらった目の配り方や、発話の仕方、時間配分が、講演の時非常に役立っております。延び延びにならず、時間ぴったりにスマートに終了しますので、話の内容も含め、アンケートでも好評をいただいております。
お客様に喜ばれたエピソードはありますか?
新しく顧問契約を結んだ会社の方からは「前の社労士さんはあまり来んかったけど、あんたはよう来るね」とよく言われます。やはり人と人との繋がりを重視する私としては、無意識のうちに「元気かな、困ったことはないかな」という気になってしまう。最低でも月に一度は伺いますから、いつも気にかけていてくれると喜んでくださいます。それぞれの事務所のやり方がありますが、私は「顔の見える社労士」でありたい。会って初めて出てくる話もあると思うからです。相談を受けた、とある新人の社労士さんから「会社に伺ってもやることがない。どうしたらいいんでしょうか・・・?」と尋ねられたときは驚きました。労働者名簿は作っていますか?労働者同士の関係は良好でしょうか?安全衛生は?人事考課をやりましょう!・・・など、こちらから働き掛けるべき事柄はたくさんあります。人数が少ない会社でも日々変化があり、成長しています。現場に行けば必ずなにかしらの改善点が見つかり、アドバイスができるはずなのです。そういった部分に細かく気を配ることができれば、きっと、お客様にご満足いただけると考えております。
社労士を目指されたきっかけについてお聞かせください。
元々法律を学びたかったわけではなく、歴史が好きだったので、大学も文学部希望でした。しかし希望した大学はすべて見事に落ちてしまい(笑)、風の吹くまま身を任すごとく、静岡大学の人文学部法学科に進学したのです。一年生の時の講義「労働法、社会保障法」で、たまたま先生が社会保険労務士という資格のことをお話になったのを聞き、その日のうちに本屋で調べてみたところ、なかなか面白そうだなあと興味を持ちました。勉強を始めたのは二年生の終わり頃。受験資格が得られる三年生の7月、大学の試験の合間に受験し合格致しました。卒業後、一年間コンサルティング会社に勤めたのち実家の理髪店の2階に開業、その後今の場所に移転し現在に至ります。余談になりますが、その年の夏に二週間ほど、環境庁・国立公園管理の仕事で富士山のゴミ拾いをしました。国立公園を訪れる際のマナーを守るよう指導をし、ゴミを拾い、掃除もするといった業務です。身の回りをきれいに保つ努力をすれば良い運気がやってきます。霊験あらたかな場所を清めた御利益が合格に繋がったと感じましたし、目には見えない力があると今でも信じています。
事務所の特徴やアピールポイントはありますか?
当事務所の理念は「あなた(企業)を支える太陽でありたい」です。あまねくてらす太陽にはパワーがあると思います。元気がなかった人や寝ていた人でも、朝になり日が昇るとやる気が起きますよね。浄化作用もあり、周りの人をやる気にさせ、パワーを与えられる太陽のような社労士でありたいという思いが込められています。「北風と太陽」のお話で、風はビュービュー吹いても旅人の服を脱がせることができませんが、太陽はゆっくり暖めて脱がせることができました。これはお客様との係わり方と同じです。法律だからと強制はせず、個々に合った形で柔軟にじっくりと対応する事務所でありたいと思います。就業規則や人事制度などは、ゆっくりジワジワと理解していただけた時、真に浸透したと言えるのではないでしょうか。今後も皆様に喜ばれる仕事をしていきたいと思います。
趣味についてお伺いします。
登山とヒーリングでしょうか。最近注目され始めましたが、山もパワースポットだと思います。三千メートル級のアルプスに登らなければ私の夏は終わりません。毎年必ず二泊三日で登ります。星空に癒され、山からエネルギーをもらい元気を満タンにして下山するんですよ。
ちょっとした疑問もすぐに解決できます。
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