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石田労務管理事務所
石田 久男
就業規則人事・賃金制度労務問題安全衛生社会保険・福利厚生労務相談
法律に基づいた社労士業務はもちろんのことそれらの周辺業務や、法律の主旨、企業を取り巻く環境分析、行政機関の情報収集した結果を、企業の求める人事・労務管理業務に適格に反映させることを目指しているプロの事務所です。
経歴・実績
経歴:昭和53年慶応大学哲学科卒業。民間企業、労働保険事務組合を併設している社労士事務所を経て、昭和63年6月に独立開業し、現在に至る。実績:外資系企業、電子機器製造業、ソフトウエア開発業、建設業、法律事務所、公認会計士事務所、航空機製造業、商社などと取引しております。
所在地 | 〒107-0061 東京都港区北青山2-10-17 SOHO北青山103 |
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対応可能地域 | 全国 |
得意業務 | 就業規則, 人事・賃金制度, 人事考課, 給与・賞与, 労務問題, 安全衛生, 社会保険・福利厚生, 労災保険, 雇用保険, および 労務相談 |
WEBサイト | http://ishidalmo.com |
インタビュー
中心となさっている業務についてお聞かせください。
主に労働保険・社会保険の手続きとそれに伴うコンサルティングです。私は労災関係が専門ですから、交通事故や建築業の案件をメインに扱っております。独立する前に中野坂上の社労士事務所へ勤めていた頃、大手建築会社を長年に渡り担当したことがきっかけになりました。
業務を遂行するにあたり気をつけていることは、できることとできないことをきちんとお伝えすること。嘘をつかずYESとNOをはっきりすることが大切だと思います。また約束を守るよう心がけております。時間を守る、期日に間に合わせるということも、良好な信頼関係を築く上では重要でしょうね。
専門業務において、法律に従ったサービスを提供することはできて当たり前です。依頼主のご期待にお答えし、報酬額以上の付加価値で「石田事務所に依頼をして良かった」と言っていただけるように、精一杯勤めたいと思います。ひょっとするとそれは、社労士業務以外の分野かもしれません。それぞれのお客様に喜んでいただけるよう、プラスアルファを用意してお待ちしております。
企業にとっての社労士の役割について、どのようにお考えですか?
今後の企業は人事・労務関係が中心となっていくでしょう。中小企業の人事や総務の仕事は、事務的な部分と社長のメッセンジャーとしての役割が大きいですよね。その部分を私共がサポートさせていただきたい。会社側・従業員側両方の視点でものを見ることができるのは、専門家であり外部の人間である社労士だと思いますし、またそうあるべきだと思います。他の士業の方々は机で仕事ができますが、社労士はフィールドワーク。現場で考え「人」に一番近いところで活動をするのが理想です。法律をオウムのようにお話するだけでは、専門知識を持たない方々には伝わりません。コンサルティングプラス実技指導が必要ですから、やはり社労士は現場にいるべきだと思います。
お客様に喜ばれた事例についてお伺いします。
労災関係で死亡事故を扱ったことがありました。どのように対応しても悲しみが癒えることはありませんが、できるだけのことをして差し上げたいと全力で対処致しました。非常にデリケートな問題でしたが、最終的には納得していただける結果となり、喜ばれたことは今でも忘れられません。
開業されるまでの経緯や、社労士を目指したきっかけについてお伺いします。
企業の企画宣伝課を辞めた後、6年ほど社労士事務所に在籍しておりました。
社労士を目指したのは脱サラをした後。チャレンジしたい業種に就職ができず半年が過ぎた頃、駅で「独立開業も夢じゃない!」と書いてある士業特集のチラシを見たことがきっかけです。企業に就職しても、一度ドロップアウトすると思うようにいかないことを痛感しておりましたので、「どうせなら独立を目指してみようか」という気持ちになりました。前職は広告・宣伝関係だったので、違う畑で力試しをしよう!一年生としてまたスタートしてみよう!と一念発起し、中野坂上の社労士事務所の面接を受け採用されたのです。
通い始めてから社労士の仕事内容を理解した私が、何年か後には無事試験に合格。青山に会社を持っている取引先の社長が「空いている事務所があるからここで開業したらどう?」と声をかけてくださったのが昭和63年で、当時私は33歳でした。30代なら失敗してもまだやり直せると考え、お言葉に甘えさせていただき開業、今年で21年目になります。
今でこそ社労士という資格は認知度も高まりつつありますが、当時はほとんど社会に浸透しておらず「社会保険労務士って何?」と聞かれてしまうような時代でした。今振り返っても、苦労したなあ…という思い出がたくさんありますよ。
前職が今の仕事に活きていると感じることはありますか?
それはもちろんあります。「あなたにお願いしたら他の社労士さんとはどこが違うの?」と言われた時に、美術系の学部出身ということ、絵画や彫刻のお話、前職の広告関係の最新情報などから、会話の糸口を見つけられたこともあります。ずっと専業でそれしか知らない人よりも、様々な経験をしている人の方が味があるということでしょうか。人間同士のお付き合いを大切にしたいから、会話もテンポよくかみ合った方がいいし、「気が合うな」と感じていただければそれが長いお付き合いに繋がります。専門分野に詳しいのは当たり前です。過去の挫折も含めた私自身を見ていただくことが、プラスアルファとしての評価になるのではないかと考えているのです。
事務所の職員の方の育成はどのようになさっているのですか?
当事務所は担当者制です。最初の3ヶ月間は研修期間なので、アシスタントとして先輩について仕事を覚えます。「新人ですが一生懸命やりたいと言っていますから、よろしくお願いします」と一言申し添え、4ヶ月目にはもう担当のお客様を持たせるんです。請求書の発送と契約書の内容の最終チェックは私がやりますが、それ以外はできるだけ任せてしまう。窓口は新人でも最終的な責任者は私ですから、今までとなんら変わりなく対応することをお約束します。もちろん、私自身がやってしまえば早いのはわかっているのです。でもそれではいつまでたっても「人」は育たない。自分の仕事に責任を持ち、最後までお役に立てるよう努力を怠らずに励んで欲しい。独立に向けての助走期間だと考え、精一杯学んで欲しいのです。「頼りないな」「大丈夫かな」と感じることが多々あっても、一緒に育ててくださるお客様には本当に感謝しています。
また、自分の力で顧客を獲得した場合には給料に30%上乗せするシステムがあります。既存のお客様にご紹介をしていただいた場合は20%プラス、また、顧客の依頼が増えれば10%を乗せることにしています。最初はお金のために仕事をするようなやり方には反対でした。しかし実行してみると、努力が報われることが本人のやる気に繋がったようで、モチベーションがアップしたのです。成果に見合った評価をされることは誰だって嬉しいことですからね。
今後の事務所の方向性についてお聞かせください。
職員の数を増やしていきたいと考えております。社労士の仕事を実地で覚えてもらい、それぞれの個性を活かし、いずれは独立をして欲しい。巣立っていった仲間同士で、困った時に助け合えるようなネットワークを構築することができれば最高ですよね。仲間内でのワンストップサービスなら、よりよいサービスを廉価で提供することが可能です。社労士事務所の連合体の中心に、石田労務管理事務所がなれればこれほど嬉しいことはないですね。
お蔭様で職員4人全員が社労士試験に合格し、私達の夢の実現に一歩近づくことができました。スタートラインに立った後輩には、大きな声でエールを送り続けたいと思います。
ちょっとした疑問もすぐに解決できます。
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