- 宮城県
行政書士・社会保険労務士へんみ事務所
辺見 努
就業規則雇用管理社会保険・福利厚生労務相談
法人設立から、人事労務管理まで、あなたのサポートをいたします。
本業に100%力をそそげるように、私がお手伝いいたします。
どうぞご相談下さい。
保有資格
特定社労士 行政書士
所在地 | 〒983-0834 仙台市宮城野区松岡町20-61 |
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対応可能地域 | 宮城県全域 |
得意業種 | 卸売業, 情報、通信業, および 建設業 |
得意業務 | 就業規則, 雇用管理, 社会保険・福利厚生, および 労務相談 |
得意事業規模 | 1~10人, 11~30人, および 31人~50人 |
WEBサイト | http://www.henmi-adm.jp |
インタビュー
中心とされている業務についてお聞かせください。
社会保険や労働保険の手続き代行や各種相談、給与計算などを主に行っています。また、行政書士も兼任しているので、建設業や倉庫業、宅建業の許可申請なども手掛けています。 流れとしては、会社の設立からお引き受けすることが多く、最初は行政書士の業務からになります。その後、毎月の社員の入社・退社の手続きや給与計算などの、社労士の専門分野でお手伝いしていく形です。このように、設立当初からサポートできるというのが、当事務所のひとつの“売り”の部分だと言えます。 中小企業においては、社長になられる方も、会社設立後の「本業」のことはしっかりと描いていらっしゃいますが、社会保険や給与計算業務などの付随業務においては、お話をしていく中で気づかれる場合が多々あります。そのようなときに顧問という形で関与して、それらのサポートを行っております。
最近では、どのような相談が寄せられていますか?
近頃は、従業員がインターネットで「労働基準法」「未払い残業」「解雇」といったキーワードを調べ、色々な知識を持っています。かたや、社長の方は、昔やってきたやり方を今も変わらずやろうとするのですが、時代が違うために、逆に従業員から指摘されてしまうことがあります。このあたりの知識のギャップで悩まれている社長からの相談が多いですね。 また、近年の助成金ブームの影響もあってか、助成金のご相談も多いかもしれません。しかし、助成金については、あくまでも労務管理をしっかり行った上での「ご褒美」のようなもので、漠然と「お金が欲しい」という理由だけでは、申請は難しい旨もきちんとお伝えしています。 他には、就業規則の見直しについての相談もあります。20年前ぐらいに作った就業規則や、インターネットで雛形を持ってきて自分で少しだけ改変したようなものが多く、改めて見直しをしたいといった内容が多いです。 就業規則については、簡単なアンケートに答えていただくだけで、問題になりそうなところを診断するツールを持っていますので、今後はこのツールを活用しながら、就業規則の見直しにも力を入れていきたいと思っています。
労務トラブルの発生により、就業規則の重要性に改めて気づかれるお客様も多いのではないでしょうか?
そうですね。就業規則でカバーしていなかった問題が出てしまい、辞めた従業員に労働基準監督署に駆け込まれて初めて自覚する場合があります。そういった時に当事務所にご相談をいただくのですが、2つのケースがあり、ひとつは「次に同じ問題が起きないように就業規則を直したい」というケース、もうひとつは監督署から呼び出された時点で「何とかして欲しい」というケースです。しかし、後者の場合は一旦監督署の言い分を聞いて、今後のために就業規則をどう整備していくか、についてのアドバイスになります。 就業規則を直すと、付随して雇用契約書の整備や、賃金規程の見直し、更には人事評価制度など、色々なものが関連してきますので、このあたりも含めてお手伝いさせていただいております。
業務を行うに当たって、心がけていらっしゃることはありますか?
手続きは、スピードが大事ですね。特に健康保険の加入においては、保険証が早く欲しい方も多いので、入社日など、前もって情報を頂ければ、その日に済ませてしまいます。給与計算では、保険料率の改定や、報酬月額の等級が変わる際、不備のないように気を付けています。特に、9月の給料を9月に払う会社と、9月の給料を10月に払う会社の、ここの2ヶ月のソフトの切り替えは気を付けています。 給与計算においてミスをしないというのは、ごく当たり前のことですが、従業員の方の手取り額にも影響してきますので、特に慎重に行っています。 それから、細かい話ですが、従業員の給料を上げる場合でも、社会保険料の標準報酬月額の等級を視野に入れ、給料の上げ幅は少なくても手取りが増えるように設計したり、具体的な計算例をお見せしたりもしています。
社長様とのコミュニケーションを大事にされていると伺いました。
顧問契約をしている会社の社長には月に1回は必ず会いに行き、色々とお話をしています。最新・最適な情報を提供し、また、会社の状況を聞きながら、いかに最善の解決策をご提示するかが大切ということですね。 また、社長は従業員に愚痴を言ったりはできませんから、愚痴を聞いたりするのも大切な役割だと思っています。
開業するまでの経緯をお聞かせ下さい。
私は、もともと普通のサラリーマンで工場に勤務していました。本社にあるサーバを使い、サーバに情報を送り、計算を行い、結果をサーバから受け取り、現場で使う仕様に直して提供するという、パソコンを相手にする仕事をしていました。 仕事自体は順調で、やりがいもあったのですが、人間関係がうまくいってなかったんですね。会えば喧嘩ばかりしていた仲の悪い上司がいたのですが、運悪くその上司の下に異動になってしまい、その時から「サラリーマンは合わない」と思い始めました。毎日が苦痛で仕方なかったのですが、後に会社に組織変更があり、転籍か、早期退職希望で辞めるかの選択を迫られた際、これはいいタイミングだと考え、辞めました。 そんな経験から、1人でやる仕事の方が良いと思い、行政書士の資格を目指して半年間、必死で勉強して合格することができました。それから運よく少しずつお仕事を頂けるようになって、会社の設立をお手伝いした方に、「会社を作った後に社会保険の手続きも色々あるし、相談する相手がいないから、社労士も取ったら?」と提案されました。その話がきっかけとなり社労士の勉強を始め、社労士の資格も取得しました。 今となっては、サラリーマン時代の経験は本当に貴重だったと思っています。顧問先の社長が言うことはもちろん理解できますが、当時の自分の気持ちも覚えていますので、従業員の立場や気持ちも痛いほど良く分かります。両者の思いが良く分かるからこそ、私が関わる意味があると思うところもあります。また、行き詰っていた頃に周りの方々に助けてもらった経験が、人との繋がりを大事にする今の姿勢につながっています。今度は、社労士や行政書士の資格を生かして、私が困っている方々をサポートする番だと思い、日々の仕事に励んでいます。
今後の方向性については、どのようにお考えですか?
今は1人でやっているのですが、お蔭様で業務の依頼や相談も増えており、1人では厳しい状況になりつつあります。せっかくお話を頂いても、お断りすることになってしまってはいけませんので、近い将来には一緒に働ける方を見つけ、お客様との関わり方は、今のスタンスのまま続けたいと考えています。 社労士の中には、「社会保険や労働保険の手続きは面倒だ」「コンサルティングしかやらない」という方がいらっしゃいますが、私は、手続きや給与計算をしっかり行っていくのが基本だと思います。例えば、給与計算を行って行く中で「今月はこの会社は残業が多いな」とか、社会保険の手続きを行う中で「あの従業員の方の扶養家族が増えた」といった、様々な背景が見えてきます。その中で、社長の悩みや相談を聞きつつ、アドバイスを行い、その会社にとって最適な方法を一緒に考える。そして、自分のできない範囲のことは別の専門家の方を紹介する。全ては、「その会社が良くなってほしい」「少しずつ利益が増えていけばいい」という思いの下に行っていますので、このやり方・考え方は変えずに行こうと思っています。
座右の銘をお聞かせ下さい。
「継続は力なり」です。開業前に仕事や業界のことを色々調べていくと、ネガティブな情報ばかりが入ってきました。当時知り合いになった行政書士の方がいたのですが、その方はお客様をたくさんお持ちで、「最初の3年は辛いけど何とか頑張って」と言われました。そして、「3年できれば5年できる、5年できれば10年持つ」とも言われたんですね。10年経った今、お蔭様でたくさんのお仕事をいただいており、「継続は力なり」と身に染みて感じています。 もちろん、何でも闇雲に続けるのが良い訳ではなくて、続けるか否かの見極めも大事になってきます。肉体的・精神的苦痛の大きいものを継続するのは精神衛生上、良くないかと思いますので、うまく見極めることが大事です。この仕事のように好きなことは、たとえ大変でも頑張れるものですしね。
最後に、趣味についてお伺い致します。
ちょっとした疑問もすぐに解決できます。
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