- 北海道
北海道労務管理センター
澁田 勲
就業規則雇用管理人事・賃金制度安全衛生社会保険・福利厚生労務相談
1985年から中小建設業者を顧客に労働社会保険手続き、建設業関係許可手続きを行なう。趣味と実益を兼ねて「孫子の兵法」を研究中。孫子は兵法書でありながら企業経営者によく読まれている。孫子のバックホーンである弁証法、易経の観点から経営組織のあり方、リーダーシップの手法、人事管理等は今後重要となるだろうと感じ、社会保険労務士業と孫子の接点を研究中。孫子を原書で読むべく中国語を猛勉強中。
保有資格
行政書士 宅建 AFP 年金アドバイザー(3級) DCプランナー(2級) 簿記(2級) 衛生管理者 特定社会労務士
経歴・実績
北海道出身。青函トンネル吉岡工区(海底部)で10年間衛生管理者として勤務後、1985年から札幌市で社会保険労務士・行政書士事務所を開設現在に至る。北海道社会保険労務士会札幌中支部長、協同組合社会保険労務士センター理事長、年金記録確認第三者地方委員。
所在地 | 〒060-0061 北海道札幌市中央区南1条西13丁目4番地55 岩渕ビル3階 |
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対応可能地域 | 北海道全域 |
得意業種 | 情報、通信業 および 人材派遣業 |
得意業務 | 就業規則, 雇用管理, 人事・賃金制度, 人事考課, 安全衛生, 社会保険・福利厚生, 健康保険, 厚生年金, 国民年金, 労災保険, 雇用保険, および 労務相談 |
得意事業規模 | 1~10人, 11~30人, 31人~50人, および 51人~100人 |
WEBサイト | http://www.satsuisa.jp/index.html |
インタビュー
社労士になられたきっかけをお聞かせください。
私は昭和49年から青函トンネルで穴掘りをしておりました。最初は現場で日給の作業員で生活も不安定でしたが、5年ほど経ってから会社で独自の衛生管理者を選任する必要が生じました。たまたま私が衛生管理者の資格を持っていたため事務職の社員として採用され給料も月給になりました。当時の青函トンネルの現場は労災事故が多発していました。私は不慣れな衛生管理者でしたので元請の労務係長からよく「お前はインチキ衛生管理者だ」と怒られていました。そのとき顧問をしていた社会保険労務士の仕事振りに魅力を感じ社会保険労務士の勉強を始めました。私が34歳の昭和58年に合格しました。係長の怒鳴り声が大きな力となりました。勤めていた会社の社長が亡くなり経営者が変わったことと、昭和59年に先進導坑が貫通し、私の従事していた本坑の貫通も時間の問題となりました。40歳過ぎたら職を変えるなとの親の遺言を思い出し、思い切って社会保険労務士で身を立てる決心をしました。 最初は出身地である函館で開業するつもりでしたが、勧めてくださった方があり、札幌からスタートすることに致しました。当時の札幌は、経済も好調、これから益々発展していくだろうという上り調子の時で、ススキノの駅前からの地下開発に着手をした頃でした。単身赴任という形でのスタートでしたが、仲間を募って共同事務所を作り、少しずつ顧客も増えていきました。今年で開業22年になりますが、今振り返ると順調だったように思います。
得意とされている業務についてお伺いします。
手続代行が主な業務になりますが、行政書士の資格も持っており、幅広い対応が出来ることが強みでしょうか。1つの分野にこだわることなく、ご依頼があれば社会保険労務士としても行政書士としても仕事はします。現在お受けしている案件は、大体半々くらいの割合でしょうか。また、ファイナンシャルプランナーの資格も取得しておりますので、資産運用等のご相談に乗ることもできます。 北海道という場所柄、開発・建設関係の依頼が多く、そういったことからも人事管理の業務にも力を入れていこうと考えております。良いサービスを安い値段で提供するのは良いことですが、それによって「人」がおろそかになってしまうのは本末転倒です。 今後も様々な資格を上手く活用し、どんな相談に対してもお役に立てる事務所でありたいと思っています。
スタッフの方に対する教育で気をつけていらっしゃることはありますか?
社労士の基本である手続業務の手順はもちろんですが、その前に社会人としての常識もきちんと身につけるよう、指導しています。様々な研修にも参加をさせて知識の習得を促す他、頻繁な法改正に対応するための自己研鑽も怠らないように、と話しています。
ご苦労なさった経験・エピソード等がありましたらお聞かせください。
雇用保険の問題でのトラブルは多いですね。失業手当等は直接労働者の方の利益に関わることですから、書類の提出期限等には特に気を遣っております。 また、昨今は解雇等に関するトラブルが多く、社会保険労務士の活躍の場が益々増えてくると思われます。
座右の銘や、好きな言葉はございますか?
好きな言葉はいつも変わっているのですが、以前は「お客様は先生です」と思っていました。お叱りを受けたり指摘をされたりすることで、「なるほどなぁ」と気付き、仕事を覚えていくと思っております。最近は、孫子の「彼を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉でしょうか。物事を上手く運ぶためには、状況の把握が肝要だということです。
趣味についてお聞かせください。
趣味と実益を兼ねておりますが、孫子が好きで長い間研究をしております。情報・戦略・作戦・リーダーシップなど、実生活にも仕事にも役立ち相通じるものが多々あると思います。関連書物として「三国志」にも興味があります。日本の歴史にも繋がってくるので奥が深く面白いですね。原書で読みたいと思い、中国語の勉強も始めました。
今後の事務所をどのようにしていきたいとお考えでしょうか?
今いらっしゃる顧問先の企業が良い状態を保てるようにお手伝いをすること、それが私共の役目であると考えております。当事務所の顧問先は規模が小さい個人企業が多いので、会社の経営に直結する細かな相談が主になります。一つ一つに丁寧に向き合い、力になっていきたい。今後も変わらない当事務所のポリシーです。 また、社会保険労務士という仕事を認識されていない方がまだ大勢いらっしゃいます。もっと広く知っていただくには、今のままではPR不足です。社労士の価値を知らしめるような努力は少しずつ始まっておりますが、これは業界全体で取り組むべき課題ではないでしょうか。特に、年金問題が大きく取り上げられている昨今、当事務所と致しましても、社労士がお役に立てる事例等を積極的にアピール出来たらと考えております。 社会保険労務士の基本は、労使間の紛争が起きる前の段階での予防です。我々の仕事は、労働社会保険の預言者(通訳)だと思っています。難しいことを易しい言葉で伝え、問題が起こる前にお伝えする役目です。「依頼者の利益」を守るお手伝いをすることが社会保険労務士の本来の業務だと考えております。
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