- 神奈川県
はるか社会保険労務士法人
池上 麻衣
就業規則雇用管理女性・高齢者・非正規労働者等人事・賃金制度労務問題安全衛生助成金社会保険・福利厚生
保有資格
特定社会保険労務士、DCプランナー1級
所在地 | 〒224-0055 神奈川県横浜市都筑区加賀原1-14-9 |
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対応可能地域 | 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県 |
得意業種 | 情報、通信業 および 製造業 |
得意業務 | 就業規則, 雇用管理, 女性・高齢者・非正規労働者等, 人事・賃金制度, 労務問題, 安全衛生, 助成金, および 社会保険・福利厚生 |
得意事業規模 | 1~10人, 11~30人, 31人~50人, 51人~100人, および 101人~300人 |
WEBサイト | https://haruka-sr.com/ |
インタビュー
はじめに、先生の中心とされている業務についてお聞かせください。
給与計算業務を中心に、各種保険手続き業務、労務コンサルティング業務を行っております。
新卒で入社した会社で、労務部門に配属となり、1000人規模の給与計算や勤怠管理を担当し、経験を積んできました。そのため、表面的な対応ではなく、人事担当者目線に立った対応ができることが強みです。
給与計算を行うことで、その会社の部署ごとの労働時間の違いや、業務の繁閑等を把握することができます。それにより、その会社に適した賃金体系等がご提案できるので、普段から「この会社は今どのような状況なのか」といったところを意識しながら業務を行っております。
また、賃金制度・評価制度等を導入する場合には、人件費がどの程度のものになるのかといったところまで踏み込んだご提案をしています。例えば、毎年全員が昇給する制度を作った場合、定年や入退社の少ない中小企業の場合人件費がずっと上がり続けることになります。そのような、経営に係る部分までご説明し、納得していただいた上で、お話を進めています。
新卒で入社されて、すぐに労務管理を担当されたのですね。
ベテランの先輩から、しっかり指導していただき、様々なパターンの手続きを中心に、経験を積ませていただきました。また、その後、上場したばかりの製造業の会社へ転職したのですが、1社目と比べて、制度の不備や、就業規則の整備が追い付いていない部分があったので、人事担当として携わっていく中で、新しい知識を身に着けていきました。
3社目の会社では、手を挙げれば大きな仕事でも任せてもらえる環境でしたので、制度の改正や従業員向けに企業年金の説明会を行うなど、様々な経験を積むことができました。また、M&Aを盛んに行っている会社だったので、新しい会社の就業規則を読んで、制度や給与の改訂を進めたりと、労務に係る幅広い業務に携わることができました。
社労士資格は、その後取得されたのですか?
そうです。3社目の在職中に資格を取得してからは、転居したこともあり税理士・社労士事務所に転職し、3年程実務経験を積ませていただいた後、開業に至りました。
元々、香川県の小豆島の出身で、関西で就職していたのですが、結婚を機に関東に移ることになりましたので、その辺りから「子供ができたら自分の裁量で働けるようになっていたら良いな」といった考えがありました。
開業されてからの変化はありましたか?
ありがたいことに、想像していたよりも忙しかったです。税理士の先生の事務所を通じてお客様をご紹介いただいたり、インターネットでお問い合わせいただいた会社様からご依頼いただいております。また、前職の税理士事務所や、知り合いの社労士の先生から、その先生が行っていない一部の業務だけ、ご依頼いただくこともあります。
税理士の先生から委託を受けている会社様に関しては、会計システムと連動することができるよう給与計算システムだけお借りする形をとっています。人事部にいた頃に、色々な給与システムを使ってきた経験があるので、大体どのシステムでも対応可能です。
それでは、今後力を入れていきたい業務はありますか?
今後は、助成金について知識を深めて、武器にしていけたらと考えています。現在も手続きを行っておりますし、『メインに』というわけではないのですが、顧問先の皆様へ、「制度の改定をされるのでしたら、この助成金を使いましょう」といった説明がより詳しくできるように勉強中です。
また全然分野は違うのですが、昨年からRPAやAIについても勉強しています。手続き業務等の事務処理は今後RPAやAI等に代替されていくことが予想されますが、代替されるであろうRPAやAIについての知識を社会保険労務士の知識と合わせて持つことで、管理部門の事務効率化等コンサルティング業務の幅が広がればと考えています。
先生の事務所のアピールポイントをお聞かせください。
人事経験が長いので、担当者の方が不満に思っていることや、考えていることに”共感“できるという点です。社労士は、基本的には会社の外の人間になると思うのですが、できるだけ中に入って対応することを心掛けています。
人事担当者時代は、ある程度、自身で調べた上で社労士の方に質問する機会が多かったのですが、その際、表面的な対応だけで終わってしまう場合も多々ありました。そういった経験をしてきたので、質問を受けた際は、一般論だけの回答ではなく、会社様の実態に則した回答に加え、様々なパターンのリスクに備えたアドバイスができるよう意識しています。
お客様とのお付き合いの中で、すごく喜ばれたというエピソードがありましたらお聞かせください。
人事の方が退職し、全く別の部署の方が引き継ぐことになった会社様の事例なのですが、右も左もわからないという状況でしたので、今も定期訪問し、「労働保険とは」といった、入り口の部分からご説明する1対1の勉強会を開催しており、大変喜ばれています。各制度の概要から、働き方改革に伴った実務上の留意点等、具体的にこれから必要となる事項も併せてお伝えしています。何か問題があった際も、「普段顔を合わせて話してるから質問しやすい」と仰っていただいています。
また、そちらの会社様は、担当者が一人で給与計算を行っていて、上司の方が最終チェックを行う形をとっており、お一人ですと時間も手間もかかると思いますので、その際にもご訪問し、隣に座って確認しています。
それにより、実際の勤怠状況を把握することができるので、制度のご提案等に、非常に役に立っています。このように、できるだけ中に入り込んだ対応を大事にしています。
今後はどのような事務所にしていきたいとお考えですか?
まずは、女性スタッフと一緒に、働きやすい事務所を運営していけたらと考えています。自分自身も子育て中なので、子供が熱を出したり、急なトラブルが発生することもありますので、互いに理解し合いながら、仕事を進めていけたら嬉しいです。
スタッフは、未経験の方を採用したのですが、1つずつの手続き業務説明しつつ、顧問の会社様向けの勉強会の資料を用いて、説明しながら、身に着けていただいています。
ありがとうございます。それでは、最後に先生のご趣味をお聞かせください。
『笹倉鉄平さん』という画家さんの作品の鑑賞です。大学生のときから大好きで、年に一・二回百貨店等で開催される展示会や、サイン会に行っています。学生の時は、東京でサイン会があった際、大阪から夜行バスに乗って行ったこともありました。
大学のときに一人暮らしを始めて、片面の壁が大きい部屋だったので、なにか飾ろうと思ってジグソーパズルを買いに行って、一番気に入ったのが笹倉鉄平さんの絵でした。その後、大学の下宿の近所に、専門画廊があるのが分かり、そこに通いだしたのがはじまりです。サイン会を通じて、コアなファンの方たちとお知り合いになり、仲間に入れていただき、今でもサイン会のあとには子供も連れてみんなで食事に行ったりと、交流していただいています。
ちょっとした疑問もすぐに解決できます。
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