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荒井人事労務事務所
荒井 孝育
就業規則女性・高齢者・非正規労働者等人事・賃金制度労務問題助成金社会保険・福利厚生労務相談就業管理
会計・IT分野での仕事が長かったので、労務と会計、就業形態とITといったようなご相談をよくお受けします。多摩地区、特に武蔵村山市、立川市、東大和市、瑞穂町、青梅市方面からのご依頼が多いです。
法人の皆様:就業規則の作成を途中で断念していませんか?賃金や退職金の仕組みが昔のままではありませんか?
個人の皆様:障害年金の手続きに戸惑っていませんか?将来の年金と関係のない保険に入っていませんか?
法人の顧問先様、個人の顧問先様に合わせてサービスをご提供いたします。分からないことがありましたら、荒井事務所までどうぞ。
保有資格
簿記2級 建設業経理事務士2級
経歴・実績
会計系上場会社、コンサルティング会社、営業アウトソーシング会社、IT会社でのマネジメント業務、企画・営業業務を経て、社労士事務所開設。
顧問先には、労務相談のみならず業績向上のための営業計画やマーケティング計画の策定レベルの支援も実施。一味違うサービスをご提供いたします。
所在地 | 〒190-0033 東京都立川市一番町2-33-34-2F |
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対応可能地域 | 東京都全域 埼玉県全域 山梨県全域 東京都武蔵村山市 東京都立川市 東京都東大和市 東京都青梅市 東京都国立市 東京都国分寺市 東京都西多摩郡瑞穂町 東京都羽村市 |
得意業種 | 小売業, 卸売業, 情報、通信業, 医療、介護福祉業, 人材派遣業, および 金融、保険業 |
得意業務 | 就業規則, 教育訓練・能力開発, 女性・高齢者・非正規労働者等, 人事・賃金制度, 人事考課, 労務問題, 助成金, 社会保険・福利厚生, 健康保険, 厚生年金, 国民年金, 労災保険, 雇用保険, 労務相談, および 就業管理 |
得意事業規模 | 1~10人, 11~30人, 31人~50人, 51人~100人, および 101人~300人 |
WEBサイト | http://sr-arai.com |
インタビュー
はじめに先生の得意分野についてお聞かせください。
クライアント様からの労務に関する緊急事態の相談対応です。特に、労働基準監督署の調査対応や、残業代請求トラブル、労使間トラブル等、一般論や法律論だけでは解決できない問題もありますので、具体的な解決策までご提示させていただきます。例えば、着地点までのシナリオを構築したり、担当者様向けにトークスクリプトもご用意し、徹底的にご対応させていただきますので、クライアント様にはご評価をいただいています。
残業に関連したトラブルは増加しているようですね。
なかなか管理に手を回せない中小企業も多いのが実情だと思います。
残業時間は、出退勤の管理体制を整えることが必要となってくるので、タイムカードIDカードの他、独自のタイムシートの作成等、始業と終業の時間が分かるようなものを入れていただくようご提案いたします。その他は、未払い残業代の対策を事前に講じておくことを重要になるので、独自のフォーマットを作って企業ごとの賃金シミュレーションを行い、実際に社内で使っていただいて、お給料が幾ら上がったら残業代幾らまで含めることできるか等を、会社側でシミュレーションできるようにしています。
会社内で使っていただく中で、「深夜の割増分も含めた方がいいですよね」といったお話になった場合は、深夜分のシミュレーション可能なシートを使っていただいています。また、退職時の相談としては有給消化にまつわる事や、解雇の相談案件も多いので、過去の判例を調べたり、顧問弁護士に確認を取りながら慎重に対応しています。
会社の体制を整えるにあたっては、どのようなご対応が必要となってくるのですか。
まずは、就業規則や賃金体系を見直す必要があります。事前に社長と面談を行い「どのような会社にしていきたいか」というビジョンを共有して、制度構築に着手します。例えば、歩合給的要素を強くすれば、やはり歩合給を狙う人が入社してきますので、そういう会社のカラー(特色)になります。なので、はじめに会社としての目的や方向性を明確にした上で、計画を進めることが重要だと考えています。
事務所の強みや特徴をお聞かせください。
弊所では、クライアント様の対応において、よくある一人担当制ではなく、手続きなら手続きをやるチーム担当制をとっています。一人担当制ですと、その方が休んだ場合に事情が分からず、業務が止まる・進捗が分からなくなる・何かあった際の対応が遅延するなどのデメリットが往々にしてあります。
また、進行中の手続きについても、一覧で分かるような仕組みを構築していますので、「今ここの会社の、この手続きを進めている」というのを、職員の間で可視化して共有できるようにしています。
子育て中の職員もいるので、何かあった際に柔軟に対応できるような体制をとっています。ただ、労務相談に関しては、一般論ではなく、具体的な解決策を提示する必要がありますので、社労士が窓口となって、個別の対応を取っています。
これまでの成功事例はどのようなものがありますか
退職時のトラブルで、訴訟に発展しかけたケースがあったのですが、労使の間に入って対応し、最終的には円満退社に導いたケースがあります。「『労務トラブル』を一切なくすことで、事業主と従業員の双方の健全な発展の一助となる」というのを柱にしていますので、双方が納得できる結果に至らせることができ、鮮明に記憶に残っています。
また、顧問先の社長から「荒井事務所さんだから相談できる」と信頼を得て、依頼していただくのは、やはり嬉しく感じます。
業務を行うにあたり、心掛けていることはありますか。
相談業務や手続き業務を行う上で、『親切に』『迅速に』というのをモットーに事務所の体勢を整えています。
手続きに関しては、電子申請を活用し、迅速に対応しています。手続きひとつをとっても、これは意外と奥深く、過去に遡る必要がある等、厄介な案件もあります。この手続き業務を軽んじる社労士もいますが、手続業務はコンサルティング業務の第一歩です。そういった手続きは自分一人では対応が難しい場合もあるので、職員と共に進めることで、早急に対応できるよう工夫しています。
それでは、社会保険労務士を目指した経緯についてもお聞きしてよろしいですか。
前職で、「TKC」という、税理士向けのサービスを展開している会社に勤務していました。TKC退職後に、たまたま知り合いの税理士さんから、社労士の試験を勧められ、興味を持ちました。学生時代は商学部でしたが、労務論や組織論のゼミに所属していたので、人事の仕事に携わってみたいといった想いはもともとあったこと、法律文に対して嫌悪感がなかったということ、また今まで税理士さんを通じて、中小企業を支援してきた経験があったので、その経験を活かしたいと考えたのが、社労士を目指したきっかけです。
学生時代に「日本的経営と国際経営」というテーマを中心に、企業内組合や年功序列、そして終身雇用等の戦後50年の日本の経営の仕組みについて学んでいたことは、経営者の方と日本の雇用の歴史のお話をする上では大変役に立っています。
開業までの経緯をお聞かせください。
開業は勧められてはいたのですが、家庭のことや、お世話になった会社のことを考えると、すぐに開業するかどうかはすごく悩みました。しかし、勧めてくださっていた税理士の方が「せっかく資格を取ったんだから」、といって、背中を押してくださり、踏み切ることができました。
ただ、開業して1カ月後に東北地方の太平洋沖地震があり、5月末ぐらいまでは、通常営業というところではありませんでしたので、その時期を事務所案内や、事務所ニュース等のベースとなる『型』を作る時間に当てました。また、私が社労士の資格を取ったことを耳にした税理士さん等から、「ちょっと教えてよ」といった労務に関するご質問を受けた際、報酬を頂けないような内容でも、どんな仕事でも受けて、調べてからお答えして、ということを繰り返し行っていました。場合によっては、報酬をいただけることもありましたが、実務を勉強している最中だったというのもあって、報酬を頂戴せずに受けることも、何度もありました。そういった姿勢を見てくださっていた方から、その後「じゃあ荒井さん、顧問でお願い」と、ご契約をいただいたときは、大変嬉しかったです。
座右の銘はありますか。
職員の方に対する教育の方針等がありましたらお聞かせください。
職員に、積極的に研修に参加してもらっています。社労士会や、中企団の研修にも参加させて、新しい知識を取り入れることができるような環境を整えています。また、ジャンルを問わず好きな本はどれでも購入できる(※雑誌、漫画等一部除く)といった、『個人図書購入制度』を設けています。専門書はもとより、本を読むことで頭をやわらかくしてもらい、仕事に活かしてもらえればといった思いからはじめましたが、職員からは大変好評なので、今後も続けていきます。
今後の強化していきたい分野はございますか?
今後は、人事制度構築のコンサルティングに力を入れていきたいと考えています。もともと、中小企業のリスク防衛や、人材育成というのをテーマに掲げていたのですが、昨今では、労働力人口の減少から、生産性を上げていくことが重要と言われている中で、社労士として、バックアップできることは何かと考えたところ、人事制度のコンサルティングを強みにしていくことが重要であるという考えに辿り着きました。
制度導入等の仕組みづくりは、経営者が考える部分だと思いますが、各個人が自分で力を身に付けていかないといけない時代になってきている中で、会社側は、そういった努力をしてくれる社員を評価して、報酬に反映させることができる制度を作っておく必要があると考えています。『結果を出せばその分評価される』というような、時代に合った人事制度をご提案できればと考えています。
今後の事務所運営の展望についてお聞かせください。
今後も、より多くのクライアント様とご縁を築いていくとともに、皆様が抱える課題をひとつひとつ解決していくことで、より多くの『ありがとう』というお言葉を、より一層いただける事務所にしていきたいと考えています。スケール的に、従業員50人規模の事務所にしたいといったことまでは考えてはおらず、まずは現在より少し多い10人ぐらいの規模で、しっかりしたサービスが提供できるように体制を整えていく予定です。
最後に、先生のご趣味についてお伺いします。
趣味は、仕事と読書とゴルフです。
仕事が趣味というのは少し言い過ぎかもしれないですが、仕事が原因となっている精神的ストレスは、やはり仕事じゃないと解決できないと考えていますので、トラブルをうまく解決したり、難しい依頼を受けたときに、しっかりとミッションを遂行することができて、御礼のお言葉をいただいて、ようやく一安心できるといった感覚です。
読書は推理ものが好きで毎月何かしら読んでいます。気分転換にもってこいです。ゴルフについては、週に一回くらいの頻度で練習しています。試行錯誤しながら繰り返し打って、体で覚えた感覚を、本番で発揮できたときの達成感は格別です。
ちょっとした疑問もすぐに解決できます。
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