- 岡山県
ひらの社会保険労務士事務所
平野 幹雄

就業規則労務問題助成金
中小企業に役立つ社労士として、可能な助成金手続きを積極的にすすめています。また、労務トラブルなどもご相談ください。
保有資格
特定社会保険労務士



所在地 | 〒703-8256 岡山県岡山市中区浜604-3-602 |
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対応可能地域 | 岡山県全域 |
得意業務 | 就業規則, 労務問題, および 助成金 |
TEL | 086-206-5844 |
FAX | 086-206-5843 |
Eメール | hirano54@roumusos.jp |
WEBサイト | http://www.roumusos.jp |
インタビュー
まず始めに事務所のご紹介をお願いいたします。
ひらの社会保険労務士事務所では、基本業務として、労働保険・社会保険の事務手続き代行や会社の“働くルール”である就業規則の作成、そして、それらの業務に伴う労務相談もお受けしています。また、中小企業経営者のお役に立つ社労士として、受給可能な助成金の活用提案も積極的に行っています。助成金は手続き要件が毎年変わったり、新設・拡充されたりと、情報がどんどん更新されていますので、「知らなくて損した」というような事が起きないように、常に最新情報の発信を心掛けています。
最近ではどのような助成金にニーズがありましたか。
近年では、『65歳超雇用促進助成金』のご要望が多かったです。この助成金は65歳以上への定年引上げや高年齢者の雇用環境の整備を行う企業に対して支給される助成金です。今の時代、65歳過ぎても元気な方は沢山いらっしゃいますし、労働力人口の減少が避けられない今、中小企業において、特に小規模な企業においては、知識・経験も豊富な方は貴重な人材です。企業がその様な方々に対して働き易い職場作りに取り組まれるのであれば、助成金を活用しない手はありません。その他にも、従業員のキャリア形成に向けた研修や、制度導入に取り組む場合に支給される助成金など、数多く対応いたしました。
助成金には様々な種類があるのですね。
企業がより良い形で発展していくために、国も様々な支援を打ち出しています。厚生労働省が管轄している雇用関係の助成金は、企業が支払っている雇用保険料が財源です。要件等を満たし、適正な申請手順をふめば、どなたでも受給できます。また、助成金は返済不要で自由に活用できますので、折角、受給可能な条件を満たしているのに申請をしないのは、損していると言っても過言ではありません。ただ、その分、手続きや必要書類の準備、その後の制度の運用など、しっかりと管理しなければならない点も多いです。助成金はあくまで、「取り組みに対する助成」ですので、助成金目的で安易に考えてしまうと、各種手続きが負担になってしまったり、最悪の場合には助成金の不正受給として指摘されたりと、逆に自分の首を絞めしまう結果にもなりかねません。
助成金申請にはしっかりとした労務管理が必要ということですね。
まずは、きちんとした就業規則が必要となります。その他にも、法に則した各規程をしっかりと設けているかも重要です。弊所では、助成金の申請業務単体のご依頼については安易にはお受けしておらず、基本的には顧問契約の元、申請手続きからその後の運用フォローまで、お客様と二人三脚で取り組んでいます。もちろん、ご対応させていただいた全てのお客様が始めから全部整っていたわけではありません。助成金に興味を持って、弊所へお問い合わせいただいたケースも多数あります。弊所では、まず始めに助成金に取り組むメリット・デメリットをしっかりとお伝えし、まずは何をすべきかをご提案させていただきます。その上でお客様にご判断をいただいていますので、ご興味などございましたら、まずはお気兼ねなくご相談いただければと思います。
その他には、どのようなご相談がありますか。
最近増えてきた、というわけではありませんが、やはりハラスメントに関する相談が多いですね。職場には様々な人間関係がありますので、適切な知識と接し方を把握しておかなければ、直ぐに問題になってしまいます。残念なことに、全国的にもいじめやいやがらせに関する個別労使紛争の相談事案が増え続けています。当人に悪意がなくとも、ハラスメントになるケースは沢山ありますので、経営者様としても社内にそのような潜在的なリスクがないか心配されていらっしゃるのでしょう。
ハラスメント問題の対策として重要なポイントは。
第一に、ハラスメントに対する規程をしっかりと設けること、第二に、その内容を研修などの機会を活用して全従業員へ共有することでしょう。まず、そもそも就業規則にハラスメントに対する規程を設けていない企業は結構いらっしゃいます。就業規則自体、社内に専門の部署や担当者、もしくは顧問の社労士がいなければ、見直す機会が中々ありません。社内の事務的な業務にあまり人を割けない中小企業においては、最新の法改正にしっかりと対応し、各種規程も問題なく記載されている状態を保つ事は、非常に困難です。そのため、我々社会保険労務士が、人事・労務の専門家として企業をサポートさせていただいているのです。規程を設けたら、次は従業員への周知です。先程お話ししましたように、当の本人に悪意が全くないコミュニケーションでも、受けた相手にとってはハラスメントになってしまう場合があります。ハラスメントを受けた場合は、会社がどのような対応をしてくれるのか、そして、そもそもハラスメント問題を起こさないためにも、従業員への周知・徹底が大切なのです。
かしこまりました。それでは次に、事務所の理念をお聞かせください。
私の名刺にも書いているのですが、『働く喜びが感じられる会社と社会のために!』というのが事務所の経営理念です。働く方々にとって、どこの会社でもどんな業種でも、日々の人生の中で一番大きな割合を占めるステージは職場です。その職場において、働き甲斐がある、働く喜びが感じられる、そんな職場作りのお手伝いができればというのが基本のスタンスです。
働き方改革が注目され、職場環境に対する社会の意識も大きく変わってきていますね。
少子高齢化の影響により日本の労働環境は急速に変化しています。それに伴い、これまでの働き方に対する意識も変えていかなければいけない時代が到来したという印象です。労働者の絶対数の減少は避けようがありませんので、今いる労働者が心地よく働けるような職場づくりや、採用できた方が、長く働けるような職場づくりが求められてきます。一言で働き方改革といっても、それぞれの企業にふさわしい仕事のあり方というものがございますので、まずは、「何ができるのか」、「何をすべきか」を一歩一歩明確にしていくことが大切です。このような取り組みは、経営者側からの一方的な取り決めではなく、労使ともに寄り添ったものでなければ上手くはいきません。簡単なことではありませんが、その信頼関係の構築のために、我々社会保険労務士も全力でサポートさせていただいています。
有難うございました。最後にご趣味をお伺いいたします。
趣味は10キロマラソンや感動映画の鑑賞、旅行、温泉、山登りと色々あります。マラソンについては岡山県の社労士会でも「岡山社労士走ろう会」というのを私が呼びかけて立ち上げました。社労士はみんな独立開業で、それぞれ個人事業としてばらばらにやっていますので、こういった取り組みを通じて、社労士同士の輪を作ることも大切だと考えています。あと、孫たちとも一緒に走ったりしています。実は、孫が11人いるんですよ。娘が3人いまして、長女の子が4人、次女の子が3人、三女の子が4人います。どうしてこんな少子化になるのかと思いますね(笑い)。そんなわけで、今は孫たちと遊ぶのが一番楽しいですね。
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